【銀魂】左 遷 さ れ ま し た 。

二十五飛び ページ27

「____っつーわけなんだよ」


『成程な……』



簡単に話をまとめると、鬼童丸の仇討ちか……。


確かに、秘密裏に入手した煉獄関の戦士の名簿には『鬼童丸』という名があった。まさかそいつが捨て子を養うために汚れた手をさらに汚し続け……いざ子を連れて逃げようとしたら殺された…


そして銀時は子供達の願いで、煉獄関に乗り込んだということか。



『昔から掴みどころはないし、酔狂な奴だとは思っていたが……変わらないな』


「お、怒ってんのか？」

『あぁ、すこぶるな』



呆れ半分でため息をつき頭を左右に振っていると、相変わらず冷や汗をダラダラ流しながら私の顔を覗き込んできたのでキッと睨みつけて髪を鷲掴みにした。



『お前が酔狂なのはお前と私の仲だ、よーーーーーーく熟知している。そして同時に天下の馬鹿野郎ってことも知っていたし、責任のせの字も似合わないのも知っている。だが、ここまで馬鹿で無鉄砲なド阿呆になっているのは知らなかった！だからこそ私は左遷された！お前責任取れんのか!?あん!?』


「待て待て待て待て待てェェェ!!!落ち着け禿げるゥゥ!!」

『毛根死滅してしまえ!!』



八つ当たりだということは知っているが、コイツにも責任の一端があったせいで私が左遷されたと考えると、耐えられない。


だってコイツ責任とってくんないし、失礼だとわかっていながら人の団子勝手に食べるし……だから八つ当たりっていう感じになるんだ!!



「悪かった!!悪かったから!!!頼むから手ェ離してくれ!!!」


『信じない！私はお前の言葉はもう信じられない!!!そう言って今まで貸した金6万4590円返して貰ってない!!!信じない!!!』

「細けーな!?」

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