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第5試合、ヒソカ対ボドロさん。
私との試合の時とは違い、ボドロさんは一方的な試合にもかかわらず中々諦めなかった。
けれど、倒れたボドロさんにまたヒソカが何かを囁き、その直後ボドロさんが負けを宣言した。
第6試合、キル対ポックルさん。
試合開始と同時にキルが戦線離脱。
キルは次で勝てると判断したのだろう。けれど…
第7試合、レオリオさんとボドロさん。
レオリオさんがボドロさんの怪我を理由に延期を要求し、先にキルとギタラクルが戦うことになった。
A｢…ヒソカ｣
ヒソカ｢何？｣
A｢試合中もしもの事があっても…私のこと止めないでね｣
私は殺気を放ちながら、ヒソカを見上げた。
ヒソカ｢分かったよ♡｣
マスタ｢第8試合、キルア対ギタラクル。始め！｣
試合開始の合図に、キルは様子を伺いながらギタラクルに近付いて行く。
ギタラクル｢久しぶりだね、キル｣
ギタラクルはそう言うと、顔に刺さっている針を次々と抜いていく。
全て抜き終わると顔の形が変形していき、そこには長髪の青年が立っていた。
そう、その長髪の青年こそが＿＿＿
キルア｢！兄貴…！｣
A｢(イルミ兄さん)｣
私とキルの兄、イルミだった。
キルア｢ぁ…｣
イルミ｢やぁ｣
レオリオ｢キルアの兄貴…？｣
クラピカ｢針で顔を変えていたのか…！｣
イルミ｢母さんとミルキを刺したんだって？｣
キルア｢まぁね…｣
イルミ｢母さん泣いてたよ｣
レオリオ｢そりゃそうだろうな。息子にそんな酷い目にあわされちゃ…｣
イルミ｢感激してた｣
レオリオ｢デッ！｣
イルミ兄さんの言葉にレオリオさんはズッコケる。
イルミ｢｢あの子が立派に成長してくれて嬉しい｣ってさ。｢でもやっぱり外に出すのは心配だから｣って、それとなく様子を見てくるように頼まれたんだけど。奇遇だね、まさかキルがハンターになりたいと思ってたなんてね。実は俺も次の仕事の関係上、資格を取りたくてさ｣
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作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年4月9日 3時
