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トンパ「とにかく、奴は皆から嫌われている。近付かねえ方がいいぜ」
レオリオ「確かにヤバそうな奴だ」
トンパさんの話を聞いて、歩いて行くヒソカの背中を見ていると、綺麗な女の人がヒソカの後をついて行った。
ゴン「トンパさん、あの人は?」
トンパ「45番、名前は確かスノウ。ルーキー、つまりは君達と同じ新顔さ」
レオリオ「あんな事した奴について行って…だ、大丈夫なのか…?」
クラピカ「見たところ知り合いみたいだ。流石に知り合いにまで手はかけまい」
ゴン「…」
クラピカの話を聞いて、俺はもう一度ヒソカと女の人を見た。
しばらくすると、けたたましい音が地下道中に響き、奥から1人の男が現れた。
恐らく試験官だろう。
A「…殺気出すのやめて」
ヒソカ「ごめん♡」
「大変お待たせ致しました。ただ今をもって、ハンター受験者の受付時間を終了致します。では、これよりハンター試験を開始致します!」
試験官がそう言うと、受験者達は気を引き締める。
「最終確認です。この試験は運が悪かったり、実力が乏しかったりすると、大怪我をし、最悪死に至ることもあります。それでも構わないという方のみ、私について来て下さい。そうでない方は、後ろのエレベーターから速やかにお帰り下さい」
試験官がそう忠告するも、もちろん誰一人帰ろうとしない。
「承知しました。第一次試験404名全員参加ですね」
試験官はそう言うと、大きく足を上げて歩き出した。
しばらくすると、先頭がペースを上げ、受験者達は走り出す。
サトツ「申し遅れましたが、私、第一次試験試験官のサトツと申します。これより皆様を二次試験会場へ案内致します」
「二次?ってことは一次は?」
サトツ「もう始まっているのでございます」
「始まってるのかよ」
「これが試験?」
サトツ「二次試験会場まで私について来ること、これが一次試験でございます」
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作者名:風鈴草 | 作成日時:2021年4月9日 3時