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第四次試験、ネテロ会長との面談を経て、私達は最終試験会場を訪れていた。
ネテロ「さて諸君、ゆっくり休めたかな?ここは委員会が経営するホテルじゃ。全ての試合が終了するまで君達の貸し切りとなっておる。では最終試験じゃが、1対1のトーナメント形式で行う」
レオリオ「ってことは、勝ち残った最後の1人だけが合格ってわけか?」
ネテロ「いや…たった1勝で合格である」
ゴン「1勝で?」
レオリオ「じゃあ、このトーナメントは…」
ネテロ「勝った者が次々と抜けて行き、負けた者が上に上って行くシステム。つまり、この表の頂点は不合格を意味するのじゃ。もうお分かりかな?」
ハンゾー「要するに不合格はたった1人ってわけだ」
ネテロ「さよう…そして、その組み合わせはこうじゃ」
A「(私の相手は…)」
対戦相手を確認して、私は横目でボドロさんを見る。
ネテロ「中々の力作じゃろ。何しろ誰にでも2回以上勝つチャンスが与えられているからな」
ポックル「つっても、例えば294番と405番には5回もチャンスがあるぜ」
ボドロ「組み合わせが公平でない訳は?」
ネテロ「うむ、当然の疑問じゃな。この組み合わせは今まで行われた試験の成績を基に決められておる。簡単に言えば、成績のいい者にチャンスが多く与えられているということじゃ」
キルア「それって納得いかないな。もっと詳しく点数の付け方とか教えてよ」
ネテロ「ふむ…ダメ〜〜〜!!」
キルア「何でだよ!」
ネテロ「フッフッフ…採点内容は極秘事項でな。全てを言うわけにはいかん。じゃがまぁ、やり方ぐらいは教えてやろう」
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作者名:風鈴草 | 作成日時:2021年4月9日 3時