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クラピカ｢ターゲットが重なることはないから、16番と403番は…｣
ヒソカ｢確かに…その2つはボクのターゲットじゃないね。それで？｣
クラピカ｢問題は他の2枚だ。我々にとっては1点にしかならないプレート、それだけでいいなら譲ろう｣
レオリオ｢え？｣
クラピカ｢だが、私のプレートは渡せない。もちろん、他の2枚もやれない。もし力ずくでと言うならば…今度は相手になろう！｣
404番がそう言うと、2人は武器を構える。
2人は強い。それはオーラから感じられる。
けれど、2人がかりでかかってもヒソカは倒せない。
A｢ヒソカ｣
そう思った私は、木の上から飛び降りた。
クラピカ｢！｣
レオリオ｢あんたは…｣
A｢受験番号45番、スノウと言います。以後お見知りおきを｣
2人を振り返り、私は綺麗にお辞儀をする。
クラピカ｢何の用だ｣
A｢安心してください。貴方達と戦う気は一切ありません。1つ、ヒソカに交換条件を持ってきただけです｣
レオリオ｢交換条件？｣
A｢ヒソカ、私の持っているプレートを全てあげるわ。もちろん私のプレートも｣
私の言葉に、背後の2人が｢えっ｣と驚きの声を漏らす。
A｢その代わり、この人達からはプレートを奪わず、この場から逃がしてあげてほしい｣
ヒソカ｢なるほど…でも君のプレートは貰えないな。だから残りの1枚でいいよ｣
404番との交渉が成立し、404番は鞄からプレートを出して、木の亀裂にそれをさす。
クラピカ｢ここに置く｣
ヒソカ｢安心しなよ。しばらくここから動かないから｣
ヒソカのその言葉に、2人はヒソカと私を見て、その場を去って行った。
ヒソカ｢フフフ…たった数日で見違えるほど成長する。だが、まだまだ。しかし青い果実ってのは、どうしてああも美味しそうなんだろうねぇ｣
2人の姿が見えなくなると、ヒソカは意味の分からない事を言いながら、404番が残したプレートを取りに行く。
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作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年4月9日 3時
