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「プレートを渡せだァ?渡すわけねえだろ!」
A「そうですか…では無理矢理にでも奪うとしますね」
「てめえみたいな弱そうな女に何が出来…ぐああッ!」
A「女だからと甘くみないでいただきたいです」
男の腕を捻り上げて、私はそう言い放つ。
「痛え!分かった!プレートはやる!だから離してくれ!!」
その言葉に腕を離すと、男は懐からプレートを出して、私に投げ渡す。
「こ、これでいいだろ!」
A「はい、ありがとうございます」
私は微笑んで、男に背を向けて歩き出した。
A「…」
さて、これで6点分集まった。
ヒソカと落ち合ってもいいけど…
…ゴンくん、ヒソカからプレート奪えたのかしら。
ゴンくんのことが少し気になり、私は木の上からゴンくんを探すことにした。
A「…いた。ん?」
ゴンくんのオーラを感じ、その場所へ向かうと、ゴンくんの視線の先にヒソカがいた。
そのヒソカの視線の先には、403番と404番がいる。
あの2人は確か…
A「…まずいわね」
ヌメーレ湿原での事を思い出し、私は急いでヒソカを追いかけた。
ヒソカ「実は2点分のプレートがほしいんだ。君達のプレートをくれないか?」
レオリオ「何だと?ふざけんじゃねえぜ!誰が…!」
クラピカ「レオリオ!」
レオリオ「?」
クラピカ「今、2点分と言ったな?つまり、我々はお前のターゲットではない…ということだな?」
ヒソカ「質問しているのはボクだ。プレートをくれるのか?くれないのか?」
クラピカ「条件次第だ」
レオリオ「!」
クラピカ「我々は今、4枚のプレートを持っている。私の、私のターゲットの、レオリオの、そして1点にしかならないもの。この中でお前のターゲットナンバーの可能性があるのは2枚だけだ。私のか、1点にしかならないプレート。レオリオのナンバーは403番。これを狙っていたのが16番のトンパ。そして、私のターゲットだったのがその16番だ」
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作者名:風鈴草 | 作成日時:2021年4月9日 3時