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ネテロ｢何とも言えぬ緊張が伝わってきていいもんじゃ。せっかくだから、このまま同行させてもらうわい。ハッハッハッ｣
ビーンズ｢えー、次の目的地へは明日の朝8時に到着予定です。食堂に食事もご用意致しました。ご休憩なさるのも構いません。こちらから連絡するまで、各自自由に時間をお使いください｣
キルア｢よし、ゴン！飛行船の中、探検しようぜ！｣
ゴン｢うん！｣
話が終わるや否や、キルとゴンくんは飛行船の中を探検しに走って行く。
A｢…｣
私はそんな2人の背中を見つめていた。
受験者達が自由時間を過ごしている一方、別室では第一次試験試験官のサトツ、第二次試験試験官のメンチとブハラが食事をとっていた。
メンチ｢ねぇ、今年は何人くらい残るかな？｣
ブハラ｢合格者ってこと？｣
メンチ｢そう、中々の粒揃いだと思うのよねぇ。一度落としていて言うのもなんだけどさぁ｣
ブハラ｢でもそれは、これからの試験内容次第じゃない？｣
メンチ｢そりゃまぁ、そうだけどさぁ。試験してて気が付かなかった？結構いいオーラ出してた奴いたじゃない。どうよ、サトツ｣
サトツ｢うん、そうですね。今年はルーキーがいいですね｣
メンチ｢あっ、やっぱり？私はさ、45番と294番がいいと思うのよね｣
サトツ｢私は断然99番がいいですな｣
メンチ｢あいつはきっとわがままで生意気よ！ブハラは？｣
ブハラ｢そうだねぇ、ルーキーじゃないけどやっぱ44番かな。メンチも気が付いてたと思うけど、255番の人がキレ出した時、一番殺気を放ってたの実はあの44番なんだよね｣
メンチ｢もちろん知ってたわよ。抑えられないって感じの凄い殺気だったわ。でも、ブハラ知ってる？あいつ、最初からああだったわよ。私らが姿見せた時からずーっと｣
ブハラ｢ホント？｣
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作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年4月9日 3時
