1. ページ2
A｢ハンター試験？｣
｢うん、今年も受けようと思ってね。良かったら君も一緒にどうかな？｣
A｢…別にいいわよ。私もそろそろ取っておこうと思っていたところだから｣
｢ふふ、決まりだね。じゃあ○月✕日にザバン市で落ち合おう｣
A｢ええ。遅れないでね、ヒソカ｣
ヒソカ｢分かってるよ。じゃあまたね♡｣
ヒソカはそう言い、私の前から去って行った。
そして約束の日。
私とヒソカはザバン市にある巨大なビルの前にいた。
A｢ここがハンター試験…流石というか…｣
ヒソカ｢違うよ、試験会場はこっち｣
ヒソカに呼ばれて目を向けると、そこには小さな定食屋がひっそりと佇んでいた。
A｢は？｣
驚く私を他所に、ヒソカはその定食屋に入って行った。
ヒソカを追いかけるように、私も中に入る。
｢らっしゃ〜い！ご注文は？｣
ヒソカ｢目からウロコが落ちるようなステーキ定食を2人分｣
｢2人前ね、焼き方は？｣
ヒソカ｢弱火でじっくりコトコト飽きるまで｣
｢あいよ、奥の部屋どうぞ｣
ヒソカと店主は何やら合図のような会話をし、私とヒソカは奥の部屋へ通された。
部屋の中に入ると、部屋全体が揺れ、下に下がっていく。
A｢エレベーター…なるほどね。確かにこんな小さな定食屋じゃ誰もハンター試験の会場だと思わないわね｣
ヒソカ｢…♡｣
しばらくすると、また部屋全体が揺れた。
ヒソカ｢着いたみたいだね｣
扉が開くと、そこは薄暗い地下道だった。
｢どうぞ、番号札をお取り下さい。必ず胸に付け、紛失されませぬようよろしくお願いします｣
ハンター協会の役員らしき人(？)から45番の番号札を受け取り、言われた通り胸に付けて、私はヒソカと別れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 61人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年4月9日 3時
