あなたの背中を追いかけて【うらたぬき】

36たぬ(過去) ページ38

うらたside 終了後








俺はAと近くの公園に来た｡









「…とりあえず、お疲れ様｡かっこよかったよ」









う「ありがとう…」









う「あのさ…A｡俺らってやっぱり…「…だめ」
え？」









「渉、私のこと気使って別れようとかっていうんでしょ？……私もずっとそれは考えてた｡でも昨日、渉が言ってたの聞いて思ったんだ……
別れたところで逆にこれからぎこちなくなっちゃうんじゃないかって…今更友達に戻るなんて無理だよ…私が渉を嫌いになったり渉が私を嫌いになって別れるならわかる…｡でも、こんな形で別れるとかは嫌……かなって」









う「…それは俺だって嫌だ｡でも、俺は好きな人を苦しめたくないんだ｡好きな人には幸せになってほしい｡俺らは両想いなのにこんなこと言ってもへんなんだけどな……｡でも、俺と付き合ってからAに負担かけてる気がするから」









「ううん、負担なんて思ってないよ｡まあ、私も渉に負担かけちゃってるんじゃないかっては思ってるけどね」









う「俺だって別に負担なんて思ってない」









「そっか……あのね、渉、私は別れたくない｡
でもね、今の感じじゃダメだと思ってる
だからさ…









私ともう1つ…3つ目の約束をして欲しい」









う「それってどんな…？」









「…1つ目の約束に付け加えみたいな感じ何だけど









私が渉の隣にたてるまで……








頑張るから…諦めないで頑張るから…何年かかっても絶対渉に追いつくから









だから…待ってて…」









そう言ってAは頭を下げた｡









待っててってことは…








う「…それまでは別れずに距離を置くってこと？」









「そういうことに…なるね」









う「…なんかAらしいね」








「な、なにがっ？」









う「ううん…何でもないよ…わかった｡ちゃんと待ってる｡Aが俺のとこに来てくれるまで待ってるから絶対に｡」









「うん……」









「「渉/A









約束だよ」」









これがAとした3つ目の大きな約束｡









ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ




次からやっと現在です( ˙꒳˙ )

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