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「言いたくないならいいですけど。言った方が楽になることもあると思いますよ。」
"俺の口の固さは保証します" なんて真面目な顔して見つめてくるから視線を外せない。
でもなぁ、なんて渋ってると強硬手段に出てきた。
"現場見ちゃった俺には説明してもらう権利あると思いませんか？" なんて。
『口が軽いとは思ってないよ。けどそんな聞いて良いことないし。それでも聞きたいの？』
「泣けるときに泣いた方がいいですよ。俺しかいないですし。我慢しないでください。」
『はは、ありがとう。そうだなぁ、あの人私の彼氏なんだよね。もう元カレ、なんだろうけどさ。
笑っちゃうよね、浮気されてたね。あそこで事に及んでるだなんてさ。まぁ浮気でもなかったか。私が２番目だったんだよね。
私なりに愛情表現もしてたし、時間作ろうと頑張った方だと思うし、信じてたのになぁ。
私が失恋したことだったり悲惨な男運だったり。そういうのも知ってて信じて欲しいとか抜かしたのに。
やっぱり顔良くて明るくて可愛らしいマネージャーしてる人の方がタイプなんだろうね。本当惨め。』
言ってて今まで彼を好きでいた自分がアホらしくて。
涙が溢れて止まらない。
ポロポロなんて涙じゃない。嗚咽が漏れる。
赤葦が背中をさすってくれた。
「辛いですよね。俺じゃわかってあげられないですが。でも、先輩の好きだった気持ちは間違ってないです。先輩は精一杯頑張ったと思います。俺、あの人を許せそうにないです。こんなに先輩のこと傷つけて。」
『ありがとう…。』
「あの人には、先輩を手放して後悔してもらいましょう。あの人がいなくても我関せずって感じで。流した魚は大きかったってやつですよ。」
そう言って赤葦は口角を上げた。私まで思わず笑ってしまった。
『そうだね！もっといい人見つかると思うしね！』
「先輩。」
『ん？』
「俺、先輩のことが好きです。けど、返事は要りません。待っててください。先輩が俺のことを信じられるように頑張るんで。ただ俺が好きってことだけ知ってて欲しい。」
『え…』
「男を信じられなくなってるのはわかります。だから俺だけは先輩をそういう意味で傷つけないってことを証明したい。」
赤葦のことは後輩だとしか思ってなかったのに。
部活中に見せる真剣な表情。その顔で自分が見つめられていると意識せずにはいられない。吸い込まれそう。
『そっか、期待してるね？』
彼なら安心できる、なんて既に思ってるのは内緒。
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年5月25日 15時) (
レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして！白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です！！！これからも応援しています！ (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます！本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました！ありがとうございます！ (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます！ (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：...syokatsu... | 作成日時：2020年3月5日 13時
