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翌日、午後二試合目。遂に烏野と梟谷の対戦。

今まではギャラリーから撮影していた。まぁボールとか体育館しか結局撮れなかったけどね。

今日はほんの少しの期待を木兎さんに持ってしまって。雀田さんたちが快くベンチからの撮影を承諾してくれた。

「へいへいへーい!A!俺のことだけ見とけよなー!あ!あかーし!今日は全部俺によこせー!」

「全部は無理ですね。でも、木兎さんがかっこいい姿見せてくれるって言うなら考えてもいいですよ」

「よっしゃー!モチロン!なんたって俺はエースだからなー!」

「今日はしょぼくれないといいなー」





ゲームが始まる。烏野のサーブを小見さんがレシーブ。ボールは綺麗に赤葦くんの元へ。

赤葦くんからのトスは全く乱れず、一直線。

木兎さんが羽ばたいた。

次の瞬間、ブロックに触れもせず、ボールはコートに叩きつけられる。思わずカメラを構えた。

「へいへいへーい!俺、最強ー!!どうだ!A!見たか!」

梟谷のメンバーが皆んなこっちを見る。思わず頷いた。

「まー、木兎だけじゃねーからな、俺らのことも見とけよなー」

なんて木葉さんが言うと、周りのレギュラーがニカッと笑った。

その瞬間、思わず私はシャッターを切ってしまった。

「あーーーー!!」

木兎さんが大声を出すからびっくりして皆んな注目する。

「俺を最初にとってもらうつもりだったのに!ずりーぞお前ら!!」

「うわっ、しょぼくれるぞこれ」

「Aさん、お願いします」

何故か赤葦くんが私のところに来て頼む。

『木兎さん。今まで生きた中で、一番鳥肌が立ちました。木兎さんを撮らせてください』

蜂蜜色の瞳をしっかり見つめる。数秒の沈黙の後、木兎さんは太陽のような笑顔になった。

「モチロン!カッコよくとれよな!!」

それからは無心でシャッターを切りまくった。

赤葦くんを始めとするレギュラー皆んなの写真を撮ったけど、やはり木兎さんを撮る回数が多くなってしまうし、鳥肌が立つのも木兎さんだけだった。






試合は結局、梟谷が勝った。烏野がペナルティーを始める。

「お疲れー」

木葉さんが私の頭をワシワシ撫でた。

『うわっ』

そんなに交流はなかったのに、この試合で何故か梟谷のメンバーと仲良くなった気になる。

「Aちゃんはもううちの専属カメラマンだねー」

なんて白福ちゃんは呑気だし、なんか監督も乗り気だ。これも木兎さん効果か、凄いな。

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設定タグ:ハイキュー , HQ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです!ありがとうございます!! (2020年5月25日 15時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして!白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です!!!これからも応援しています! (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます!本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました!ありがとうございます! (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます! (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:...syokatsu... | 作成日時:2020年3月5日 13時

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