木兎光太郎 ページ37
_____三年の夏。
烏野は音駒との繋がりで、梟谷グループの合宿に参加することになった。
そして、何故かバレー部でない私がここにいる。しかも部活も引退した私がだ。
理由は一昨日に遡る。
私は運動部に所属していたけど、幼い頃から一眼レフを祖父に与えてもらって、趣味は写真撮影であった。
偶々撮った風景が友達に見つかって、写真部の部長だった彼女に無理矢理部室に連れて行かれ。
コンクールで今年賞を取って、部費を確保したいという顧問と彼女からの一生のお願いに負けて、参加することになった。
出す写真は多い方がいいらしい。当選かよ！
しかも締め切りは一週間。テーマは部活ときた。
幼馴染に頼んどいたから！
彼女は勝手に了承を得たらしい。そして、私の幼馴染というのが、澤村。そう、バレー部のキャプテンなわけで。
そして、私は何故か合宿に参加させられる羽目になったのである。
これもタイミングが悪かった。一日で終わるはずが。
他校の顧問からも撮影の許可を頂き、マネージャーのサポート兼写真撮影になってしまった。
「お疲れ様。どうだ？いい写真撮れたか？」
『澤村もお疲れ様。んー、ぼちぼちね』
なんて、嘘だけど。
「A、写真撮るの上手いからな。俺の成長の記録のアルバムはお前から撮ってもらったのばかりだよ」
そう言って澤村が笑う。
昔から変わらないなぁ。その爽やかな笑顔も。
『お陰様でバレーしてるところもブレずに撮れるようになりましたー』
澤村に笑って見せた。うん、我ながら上出来。
『じゃあ、食器洗いでも手伝ってくるね』
「おー、ありがとうな」
『潔子ちゃん、食器洗い交代しない？』
食堂で声をかける。
「大丈夫。もう少しだから。ありがとう」
『いやいや、遅くなって申し訳ない。私もお世話になってるし何かあったら遠慮なく頼んでね』
「ならさ、第三体育館にスクイズ渡しに行ってもらっていいかな？」
雀田さんが言う。この三日間でマネージャーさんたちには良くしてもらってる。部屋も同じだし、打ち解けたと思う。
『勿論！この四本でいいの？』
「うん、ありがとう」
扉を開けると、自主練してる人たちの視線が凄い勢いでバッと集まった。
『あ、マネさんから、スクイズです』
「おー、助かるわ」
黒尾さんに、木兎さん、赤葦くん、月島。
このメンバーも折り返しになると見慣れたもんだ。
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年5月25日 15時) (
レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして！白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です！！！これからも応援しています！ (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます！本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました！ありがとうございます！ (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます！ (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：...syokatsu... | 作成日時：2020年3月5日 13時
