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あったかいレモンティーを飲むと自然にニヤける。
『そういえば、さっきの話だけど。何か我慢してたの？大丈夫？春高前に解決した方集中できるよね』
「それ、なんだけど」
佐久早にしては珍しく言いづらそうにしている。
『え、ごめん、私にってこと？怒ったりはしないし改善頑張るから、言っていいよ』
「あのさ、俺と付き合ってよ。俺、Aさんのこと、好きなんだけど」
その言葉は余りにも衝撃的で。思わず口が開いた。側から見たら馬鹿っぽいぞ自分。
『ありがとう、嬉しいよ』
嬉しい。嬉しいけど頭は追いつかない。
「Aさんが、俺のこと好きじゃないのわかってるから。」
「でも、潔癖症って言われる俺だけど、Aさんには触りたいし、他のやつに触らせたくない。
引退して、卒業して、先輩後輩じゃなくなっても、環境が変わっても隣にいろよ。」
冗談言うようなタイプじゃないし、慎重な佐久早が両思いって確証を得ずに勝負してきたところに、真剣さを感じた。
この２年間。思い返してみれば、同い年のチームメイトともそれなりに仲良くしたし思い出もあるけど。
でも鮮明に思い出せるのは、一緒に残って動画見たり、一人で最後まで練習する佐久早のボール拾いをしたりしたこと。
何よりも、沢山試合を見てきて、三年のプレーを佐久早より一年多く見てきたって言うのに、すぐに浮かんでくるのは佐久早がバレーする姿だった。
いつのまにか毒されてたんだな。好きなんじゃん私。
佐久早と物理的に距離が近くなるにつれて、心を許してもらえた気になって。懐かない猫が懐いた気分になって。
手が触れても、拒否されなくなって。そんな小さな進歩で嬉しくなったのは好きだったからなんだ。
『私も、佐久早の隣、誰にも奪われたくなかったみたい。だからさ、春高、佐久早に将来、一番良いマネージャーだったって言わせるぐらい頑張るね。
佐久早の隣にいる資格、貰えるくらい！』
オッケーされたことに驚いただろう佐久早は、いつも飄々としてる姿から想像がつかないくらい驚いていた。
けれど、一瞬で我に返ったようで。ふいっと横向いて、照れていた。
何それ。そんな姿もカッコ良くて。
再び視線が交差する。
「なら、春高でもう一度惚れさせる。まぁ、マネージャー、頼りにしてる」
『うん！頑張ろうね！』
伸ばされた手を掴む。
全国には強敵が潜んでいるだろう。けれど、佐久早は大丈夫。
そして、佐久早がいれば私も大丈夫。そう思った。
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...syokatsu...(プロフ) - のりまきさん» そう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年5月25日 15時) (
レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
のりまき - 初めまして！白布くん読ませて頂きました。とんでもなくキュンキュンしました作者さん天才です！！！これからも応援しています！ (2020年5月25日 2時) (レス) id: a2e04f6f11 (このIDを非表示/違反報告)
...syokatsu...(プロフ) - 美穂さん» そう言って頂けると嬉しいです。これからもっと上手く書けるように精進していきます！本当に今回はありがとうございました(^-^) (2020年5月1日 22時) (レス) id: b4154610b3 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - 大地さんの見ました。キュンキュンしました！ありがとうございます！ (2020年5月1日 20時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
美穂 - ...syokatsu...さん» ありがとうございます！ (2020年4月30日 15時) (レス) id: f7b3d5ed55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：...syokatsu... | 作成日時：2020年3月5日 13時
