139 心臓がとび出そう！！ ページ5
▷ 谷地仁花 side
山口｢や、谷地さん…い、胃薬ってあるかな…？｣
『山口くん！？だっ大丈夫！？』
山口｢ゴメン。ちょっと緊張しちゃって…｣
試合の合間。
真っ青な顔をした山口くんが胃薬を求めて来た。
そこでインハイ予選での、チームのピンチを任された時の話を聞き、私の緊張が一気にMAXになる。
『心臓出る…！口から出る！！』
山口｢だっ、大丈夫！？え"！？｣
わたわたと慌てる山口くんの後ろから、ひょいとAちゃんが顔を出す。
A｢…え"、何。山口なんかしたの｣
山口｢えぇ！？俺は何もしてないよ！！この前のジャンプサーブの話しただけで！！｣
A｢あ、それだわ｣
山口｢え"｣
Aちゃんは、私を抱きしめて背中をさすってくれる。
A｢仁花、大丈夫。山口はもう失敗しないし、烏野は負けないから。私たちが心配する必要なんてない｣
『Aちゃん………』
山口｢今、めっちゃ凄いことが聞こえたよ？俺が失敗しないって……プレッシャー！！｣
A｢？山口は、死ぬほどサーブの練習してたって、月島が言ってたよ？だから失敗しないって｣
山口｢…ツッキーが？｣
A｢おう。仁花も思うよな？｣
『ぅえ！？あ、うん！！だってめっちゃ練習してたし！！』
山口｢そ、そっかぁ……………！｣
私の何気ない一言。
それを聞いた山口くんは、ぱぁぁ、と顔を明るくして、練習へ戻る。
『私でも…勇気づけられたのかな』
A｢私でも…？いつもみんな、仁花に勇気づけられてるよ｣
『え？』
A｢仁花は何事にも一生懸命だし、それはみんな見てる。この前も旭先輩と西谷先輩が、谷地さん頑張ってるよなー！って言ってたし｣
仁花だから、だよ！
そう言ってAちゃんは笑いながら立ち上がり、選手たちに水分ボトルを渡す。
私は、人を励ますことが出来た。
その事で胸がいっぱいだった。
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ひよ(プロフ) - 最高でした､､､！番外編見てて幸せでした､､､！！！ (9月24日 21時) (
レス) @page36 id: 477ea6ec3d (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - 凄くいい作品でした！こう・・・胸の辺りがぐわぁって熱くなるのがわかりました！素晴らしい作品を書いて頂きありがとうございます！これからも応援してます！頑張ってください！ (2020年10月25日 23時) (レス) id: be82674743 (このIDを非表示/違反報告)
shiba(プロフ) - Latteさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけていたようで何よりです笑笑ありがとうございました(≧∇≦)/ (2020年7月17日 22時) (レス) id: 45bc59818c (このIDを非表示/違反報告)
Latte(プロフ) - 毎日の楽しみでした！ホントに面白いし、ストーリー性も好きです。素晴らしい作品をありがとうございました (2020年7月17日 21時) (レス) id: 967dd88e76 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - リクエストに答えてくださりありがとうございまた！ (2020年7月17日 18時) (レス) id: 2e6c097ff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiba
| 作成日時：2020年7月12日 11時
