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「ミルキとキルアは私の安定剤。一番元の世界の友達と近い感覚で話せるんだよあの二人。すごく助かってる」 ページ46

もっと驚いてくれるもんかと思っていたから拍子抜けだが、まあ、キルアも私の存在を認識してない訳がないし、この子は頭が良いからそんなもんか。

「お前が来るのは良いけどさ、あいつ、ヒソカ。あれをオレの所に連れて来んなよ?」

「おっ、何だねキルア君、もしかしてヒソカさんにビビってる?」

「ビビっ……て、は、ないとは言い切れないけど、単純に怖えんだよ。得体が知れなくて」

「あー分かる分かる。私もたまに命の危機感じるもん」

うんうん、やっぱキルアはこうでないと。軽いノリで話せる人は旅団メンバー以外でキルア以外いない私にとっては貴重な友達──間違えた、知り合いだ。

イルミさんの観察眼マジヤベェから、表情だけで何を考えてるか悟られるかも分からない。キルアと接触してるからか、イルミさんめっちゃこっち見てるし。怖えよその見た目で凝視すんのやめてくれよ。

下手なことは出来ないなあと思いつつ、少し声を潜めて、キルアの耳に口を寄せる。

「そういやぁ君、家出したんだって? お兄ちゃんズから聞いたよ」

「げっ……マジ? 兄貴達にオレがハンター試験に参加してること言ってないよな?」

「うん、言ってない」

今君のことをガン見してる針人間が正にその兄貴だからね、私が言うまでもないからね。騙してごめんよマイフレンド。私だって命が惜しいんだ。

「何でまた今更になって家出なんかしたんだい、君ぃ。ちょっとお姉さんに話してご覧なさいな」

「うっせーババァ」

「んだとガキゴラ表出ろ」

「ここが表だよ」

「そうだったわ」

素晴らしき軽口の応酬。命の危険を感じない話し合いはいとおかしきものなり。やはり人間たるものこうでないと。旅団を人間じゃねえっつってる訳じゃないけど、あの強さは人間じゃないって言った方が良いと思う。

「深くは聞かないけどさあ、気を付けなよ? 君箱入りなんだから」

「どういう意味だよ。オレが世間を知らないって言いたいの?」

「まっさかぁ。いやほら、あれよ。倫理観の食い違いとか留意しときなよってこと」

「あー、成る程な。オレ達と一般人じゃ価値観違うか」

「物分かりの良い少年大好き」

「ババァに好かれても嬉しくねーよ」

「黙らっしゃいまだ二十代だ」

キルアは何だかんだ言って、ゾルディック家と一般家庭の線引きが出来ているから話が早くて良い。イルミさんは真性の箱入りだからたまに本気で話噛み合わないんだよな。

「キルアといるとちょっと大人ぶれるから楽しい!! やっぱ貴重な人材だよキルアって!」→←「ヒソカさんの人見知り発言に関しては信用も信頼もしてないけど理由が分からない時に適当に使える良い言い訳だと思う」



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ロキ(プロフ) - エーミール少年が登場しとる笑 (2020年2月20日 21時) (レス) id: 2da3670e3a (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» わーい閲覧ありがとうございますー! うーん…原作軸に沿って動くだけでかなり暇がないので、子育てさせるなら捨て子拾うとかそんな感じになりますね (2017年3月26日 15時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん - 更新されたの見ました!後、質問です。将来フェイと夢主の間に子供とかできたりするんですか。フェイと夢主の子育てシーンとか見たいです (2017年3月26日 9時) (レス) id: 46104a2fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 紫月さん» この小説ももう49話埋まってしまったよ…。言うてやったのは膝カックンだけどね!(ショボい)元の世界についてはまだ言及しないかな〜…といった感じ。ただどっかのタイミングで一時帰界させないとなあ、とは考えてる所! (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - みーたんさん» ああああありがとうございます……!!! (2017年3月26日 0時) (レス) id: a73d01fcb2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年8月19日 0時

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