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チクチク ページ6

❤️

「ばぁうくん、……あの。
 たまには私の名前……、呼んでほしい、な」

いきなり何を言い出すかと思えばそんな事。お願いが可愛くて素直に受け入れれば良かったのに意地悪をしたくなった。

「はぁ?……なんで」
「ぁ、……ううん、やっぱり、……だいじょうぶ」


泣きそうなその顔も好きだったはずなのに。





🩷

「ねえっ!夜景一緒に行くって言ってたじゃん……!!」

たまたま忙しくて約束が守れなかった。たった1回。僕も行きたかったけど行けなかった約束。

「だからそれは今度にしよって」
「今度今度って、いつ?」
「だから、2人で話し合ってさ、来週とか」


その1回が彼女を傷つけてしまっていたんだね。





🩵

「ごめん……、その話って、今じゃないとダメかしら」

冷たい言葉が耳に刺さった。そんなことはないけれどこの場を楽しませようと繋いでいた話に文句を言われて嫌だった。

「なんでそんな言い方するの?」
「なんでって……、もういい」
「もういいって……!」


すれ違っていたのは、ここから?





💛

「だからーー。いちいちうるさいな。いいじゃん!友達だって!」

その友達のことが信用出来なかった。彼女が友達と言っていても、その男は別の目で見ているんじゃないかって。

「2人きりはないじゃん」
「そんなに私のこと信用できないの?」
「そうじゃなくて」


ただ、嫉妬してただけなんだよ。





💚

「……」

いつも饒舌に喋るその口がピタリと気持ち悪いくらいに止まってしまっている。何を言いたいのか。何を伝えたいのか分からなかった。

「ナニ」
「……なにって」
「最近オマエ何考えてるか全然わかんなくてうぜぇんだけど」


多分、きっと。……キミに言っちゃいけない事を言ったよね。

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える - あ、大好きな予感… (3月18日 21時) (レス) @page1 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Stellar | 作成日時:2024年3月18日 19時

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