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わがままを言えるなら ページ15

❤️

『一緒に居るのが辛くなった』

そう彼女に言われて涙がこぼれ始めた。俺は、自分はどんな彼女でも愛せるのに、彼女の言葉でそれを言われたらもう何も言えなくなる。彼女のことを受け入れるように首を縦に振っていた。

「やだよ、……俺」
『別れて、ほしいです』
「絶対、やだ」


わがままが彼女には聞こえない。




🩷

「ね、……海外に行くまで時間ある?もう少し会いたいな、って」

勇気のいる誘いだった。たった1回でもいいからもう一度、彼女と普通に約束をして会いたかった。

「え、ぁ、えっと」
「誕生日プレゼント。渡せてなかったから」
「……、うん、会える。ありがとう」


多分、……これが最後だね。




🩵

「帰り、送るよ」

いっそ断ってくれたのなら諦めもついたのに少し嬉しそうにする彼女を見て、悪い人だなと思った。だからこれは仕返しだよ。

「あっ、でも彼氏さんにバレたらまずいか」
「そ、うね……」
「じゃあ……ここで。元気でね」


微かに寂しそうなその声に抱きしめたくなってしまった。





💛

「来るよ。めでたい日だろ」

隣に立てる男が羨ましいくらい綺麗な彼女を目の前にして得意の強がりでその場を繋ぐ。めでたいなんて本当はこれっぽっちも思ってない。

「ありがとう」
「花束持ってきたんだよ」
「わぁ……っ、綺麗……」


君の方が綺麗だよ。
そう言って誓いのキスを奪いたい。





💚

「はぁーぁ、……オレばっか思い出してんの辛」

思わず出てしまった愚痴。でも今くらい許してくれよという気持ちでこぼしてしまった。

「……なんかオレもあげてみよっかな……」
「当てつけ……」
「はははっ……、だっせぇー……、」


いいじゃん、許してよ。
こんな気持ちになるのはオマエくらいだから。

好きなのは君だよ→←幸せになって欲しいから



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える - あ、大好きな予感… (3月18日 21時) (レス) @page1 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Stellar | 作成日時:2024年3月18日 19時

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