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心の声 ページ22

Aside




『お、おまたせっ。』




「あ、おっそ〜い。なにやってたの?」



『え、普通にジュース買ってただけ……』



絶対に彼方さんと話したことは言わない方がいいだろう。




「あっそう」




そう言うと、朋花と有栖は私の手の中にあるジュースをサッと取った。




「それとさ、このお弁当、うちらにちょーだい」




『え?』





「え?じゃねーし。うちら、これだけじゃ足りなかったんだよね」





「そうそう。なんか量少ないって感じでさ、いいっしょ?」






こいつらは何を言っているのだろうか。




人にご飯もジュースも奢らせといて、まだ何か言うのか?




『いや、悪いけど…これ、私のお弁当だし』





「は?誰に向かって口聞いてんの?あんたの大事なお友達でしょ?」




「ウチらに逆らうとかありえね〜」




『あのっ、でも…』





私が何か言う前に朋花はわたしのお弁当を取り上げた。





「てことで、これ貰っていくね〜」




「ありがとねん」





そう言って朋花と有栖はどこかへ行ってしまった。




意味がわからない。









頭が混乱していると、後ろから声がした。




「ふ〜ん、君、いじめられてるんだ」





『え?…い、一ノ瀬さん』




「……」





どうしよう。見られてしまった。



頭がパニックになる。





『やだなあ、いじられキャラなんです、私』





あれ?なんでこんなことを。






『全然、いじめられてるとかじゃ…ないです』




「あれのどこがいじりなの?完全にいじめ…」




『ちがうんですってば!』




あまりの声の大きさにハッとした。




周りの人が一斉に私の方を見る。






「キャァァ!!一ノ瀬様よ!!!」



「え?どこどこ?!」






どっと人が押し寄せてくる。




さすが一ノ瀬さん。



皆は私より一ノ瀬さんに夢中になっている。




たくさんの人が来たおかげで、一ノ瀬さんからは簡単に離れられた。





「っ、ちょっ、Aっ」




一ノ瀬さんが私を呼ぶ声は聞こえたけど、反射的に無視をする。





もうお昼休みも終わる。




ぼんやりとそう思った。









■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪





お久しぶりです。ほのぴんです;)



長い間更新出来なくてすみません…。



これからは1日2投稿はする予定なので、読んでいただけると嬉しいです。



待ってくださっていた方々に感謝致します。

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作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 私は待ってますよ!! (2020年12月14日 0時) (レス) id: f6b1fd4935 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きは出さないんですか?? (2020年12月14日 0時) (レス) id: f6b1fd4935 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最高です!! 続き待ってます! (2019年11月20日 23時) (レス) id: 5cebca09c0 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き楽しみにしてます!本当に大好きです!! (2019年8月17日 13時) (レス) id: 91adf27aab (このIDを非表示/違反報告)
Re(あーる)(プロフ) - あぁ〜!めっちゃ好きです!続き楽しみにしてます! (2019年8月9日 22時) (レス) id: e1df8226ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほのぴん。 x他1人 | 作成日時:2019年3月30日 18時

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