3級フラグ建築士 ページ19
Aside
「んー、せやなぁ、難しいこと聞くね」
『あ、いや、ごめん。そんなに難しく考えなくても…』
まさか私の一言で坂田がこんなに考え込むなんて思ってなかった。坂田にも過去に何かあったのだろうか。
過去の詮索なんてしない方がいいだろう。
そろそろチャイムがなりそうだ。
「俺は、絶た…」
坂田が考えに考え抜いた言葉を発しようとしたその時、先生が扉を開けて入ってきた。
チャイムじゃなかったのか。
皆が反射的に静かになったからか、坂田も黙ってしまった。
そこから何故か気まずくなり、お互いに何も喋らないまま授業が始まった。
今回も授業が頭に入らない。小テストもなかなか解けなかった。
でも自分の中で答えは決まっている。
新しくできそうな友達の方を誰でも取るでしょう。
実際、漫画でもいじめられっ子キャラは最後に勝つものだと信じ込んでいる。
(そうだよね、いじめられてても新しい友達に助けられましたっていう結末多いから)
自分もそうなると過信していたため、朋花と今更仲良くするなんてこと頭の中にもなかった。
お昼休み。
教室には朋花が有栖といたので、居心地が悪く、坂田に教えてもらった食堂に行くことにした。
坂田は男子の友達と教室で弁当を食べている。
そっかそうだよね。坂田にも友達いるもんね。
少し残念な気持ちになりつつも、食堂へ足を運ぶ。
漫画の世界とはちがう。屋上では飲食禁止だし、そもそも上がることすら出来ない、
廊下には同じく食堂へと向かう生徒でいっぱいだ。
ぼっちには辛いなぁ。
やっぱり広い。
これが食堂に着いた私の感想である。
もっとこじんまりとした所を想像してたのに。ここにお弁当を持ってきている自分が場違いな気がして、1番角の席に座る。
落ち着かない。
角の席とはいえ、人の視線は感じるものだ。
ぼっち飯なら教室で食えよ。と言われている気がして元々猫背気味の背をさらにちぢめた。
相川くん、だっけ。
やっぱり仲良くするとか嘘だったのかな。
「あ!」
少し遠くで聞き覚えのある高い綺麗な声が聞こえた。
こんな雑多に声が飛び交う所でもはっきりと聞こえる声。
「こんな角にいたの?気づかなかった。」
そう。朋花の声。
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猫(プロフ) - 私は待ってますよ!! (2020年12月14日 0時) (レス) id: f6b1fd4935 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 続きは出さないんですか?? (2020年12月14日 0時) (レス) id: f6b1fd4935 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 最高です!! 続き待ってます! (2019年11月20日 23時) (レス) id: 5cebca09c0 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 続き楽しみにしてます!本当に大好きです!! (2019年8月17日 13時) (レス) id: 91adf27aab (このIDを非表示/違反報告)
Re(あーる)(プロフ) - あぁ〜!めっちゃ好きです!続き楽しみにしてます! (2019年8月9日 22時) (レス) id: e1df8226ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほのぴん。 x他1人 | 作成日時:2019年3月30日 18時