人喰い神の最後の花嫁―前編―【名前変換オリジナル】

主要登場人物 ページ2

A
→この物語の主人公。
→神に力を与える神通力を持って生まれた。
→本来、神の花嫁は15を数えてから……せめて、１0を数えてから出されるのが決まりであったが、山照りが続いたため、予定より早く、大鵬様の花嫁にだされることとなった。
→生まれた時から己の運命を言い聞かされてきたため、神の供物となることに疑問はない。
→Aという名は、「花嫁様」では呼びにくいと、大鵬が名付けた呼び名。
→真名(※１)としては『羅刹』という名を、やはり大鵬から戴いた


大鵬
※名前変換可能。変換しない場合、『大鵬(たいほう)』となります
→平安遷都前、京の荒れ野に住まう神々(妖含む)を束ねていた渡来紳
→倭国(※２)の神ではなく、海を渡り大陸からきた
→故に、誰もその真名を知らない
→人喰いの神だが、別に骨の髄まで食べつくす、とかそういうことはしない
→生ある者の気……信心などの祈りによって、力を得るのが実際なのだが……？
→好物は100年毎に一度だけ実を結ぶ『竹の実』


青蘭(せいらん)
→管狐の少年。
→母を人によって射られた。
→自分も瀕死の傷を負ったところを、大鵬に拾われ、懐いている
→己のために同胞すらを差し出す人を蔑視する
→大鵬の命でAの侍従となる
→真名は『鸞(らん)』


老師父(ろうしふ)
→Aの教育係(知識を担当)
→かなりおじいちゃんの、天狗
→大鵬とともに大陸を渡って来たと言われているが、定かではない
→真名は『�譚�豐(えんすう)』


朱姫(しゅき)、或いは「朱ノ姫(あけのひめ)」
→Aの教育係(花嫁的なことを担当)
→気位は高いが、面倒見のいい姉御肌の、火から生まれた妖(火喰いでもある)
→30才位の外見。青蘭のお目付け役でもある
→青蘭にはおばさんや、ばばぁ、と言われることがある
→もちろん、怒る
→(ご存じの方にとっては)どこかの夢の誰かとそっくりな話し方……ですが、ご愛嬌で
→真名は『凰(おう)』


※１、２については次ページにて解説

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