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ある日、クロロとシャルが町を歩いていた。


シャル「あの子、前歩いてた?」


シャルの指の先には、フードを被った子どもが歩いていた。


クロロ「どういうことだ?」

シャル「気のせいかもしれないけど、急に出てきた感じがして」

クロロ「…纒が出来ているし、念かもな」

シャル「小さいのにね」

クロロ「よし、連れてこい。俺は先に戻っとく」








〈旅団アジト〉


シャル「つかれたーー」

フェイ「おそかたね」

シャル「だって、この子めっちゃ逃げるんだもん」

クロロ「そんなに手こずったのか」

シャル「絶対みんなも手こずるから」

フィン「お前がおせーだけだろ」

クロロ「まぁ、いい。シャル、その子どものことどう思う」

シャル「面白いよ!ねぇ、さっきのみんなに見せてよ」

『ぼく、疲れてるからしたくないんですけど』

シャル「1回だけ!」

『わかりました。

(タイムトレイラー)』ボソッ



みんなの動きが止まり、その横を通りながら崖の上に立つ

『久しぶりにマックス使ったな』


そして、1分経過


パク「消えた?」

シャル「あっち!」

全「「なに!?」」

フィン「能力か」

ノブ「瞬間移動みてーだな」

フェイ「お前の念ね?」

『念?』

シャル「この子、念知らないみたいなんだ」

クロロ「…」

『あの、帰ってもいいですか?』

クロロ「待て。いくつか聞きたいことがある」

『はい』

クロロ「名前は?」

『A』

クロロ「その能力はいつから使えるようになった?」

『使い始めたのは3歳くらいですけど、生まれもって身に付いてるものみたいです』

クロロ「今何歳だ?」

『15歳』

クロロ「お前の家族は?」

『いないです。今は1人旅をしてます』


クロロ「よし、蜘蛛に入らないか?」

『…蜘蛛とは?』


蜘蛛についての説明を聞き、改めて問われる

クロロ「気に入ったから、仲間になれ」


“仲間”

その言葉が頭の中をグルグルと渦巻く


父が最後にはなった言葉だった

「私達は、“仲間” だろ…」


裏切られた両親


“仲間”はいずれ裏切るもの



異変に気付いたパクがそばにより、肩に触れる

すると、聞いていないのに、記憶がどんどん流れ込んでくる


パク「うぅ…」

マチ 「パク!?」

パク「…私は大丈夫。

団長、この子預かっても良いかしら?」

クロロ「明日また連れてこい」


そういうと、パクはAを抱えて部屋に行った

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作者名:コウ | 作成日時:2017年7月21日 16時

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