検索窓
今日:10 hit、昨日:11 hit、合計:2,177 hit

【27】 ページ28







「うわあ〜広っ!綺麗っ!さすが私立…。」




青葉城西高校。



宮城県で1、2を争う強豪校。




守備も攻撃もバランス良く、堅実なプレーのチーム。





「すげぇ!!体育館2個ある!!!」



「山本うるせーぞー。

皆水分補給しっかりしろよ。よし、行くぞ!」



黒尾の声でみんなの面持ちが変わった。



なんていうか、ピリッと





それに比べて


私はダメだ…



黒尾と顔合わせたら昨日のこと思い出しそうで、結局パーカーも夜久に預けてしまった。





うーん、邪念退散!!


ぺち、と顔を叩く。





集中しなきゃだめだ。


公私混同ダメ、絶対!決めたのは自分でしょ。













「音駒高校対、青葉城西高校、練習試合始めます!」



















ピピーーーーッ



スコアから目を離す。






2試合とも、うちのストレート負けだった。



あと1試合。





守備は負けてない。


けど、多彩な攻撃やチームとしての完成度は向こうが上手だ。





「20分休憩ー!」



両校休憩を挟んでからもう1試合をやる。




「ドリンクいってきまーす。」


コーチに声をかけて体育館を出た。





はあ、悔しい。


皆調子はいいはずだし、次こそきっと。




おもむろに水道でうずくまった。







やっぱり向こうのセッターが強……





「あ!!!!」




徹くん!!!!




思わず声を上げてしまった。





そうだ、そうだよ。今日はそれも確認したいと思ってたんだった。




えーっと、セッターの顔…



ん、ん?

試合中は音駒の方とスコアに集中してて相手チームの顔とかあんまり注目してないからな…




徹君?だったかな…違ってたら凄い恥ずかしいな





6年前に知り合った人の顔は、正直曖昧だ。




東京に引越してきてからは連絡もとってなかったのだ。




「…確認、しよう。」



青葉城西の人にどの人が及川徹か教えて貰って、遠目に確認!


徹君だったら話しかければいいんだ。




ナイスアイデア私!






っと、その前にまずドリンク!





【29】→←【26】黒尾side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 黒尾鉄朗 , 黒尾   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すうぎ | 作成日時:2020年3月27日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。