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97 庇 ページ10

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無人の貿易港に着いた



なんで男はここに来たんだ…?

身を隠すため?



迫「ここら辺ですね」





いや、その男の前に、ここで目撃したという目撃者はなぜここに来たんだろう




迫田が聞いていた人はたしか、普通の町娘だったはず




神「とりあえず探してみるアル!」





…まあそうだな、探さないと何も始まらねえ




と思ったその瞬間、鋭い殺気に襲われる




銀「ッ、下がれェ!!!」

神/迫「「 !? 」」


((ダンッ ダンッ!!))


叫んだ瞬間、銃声がする







間一髪でコンテナの影に隠れるが、尚も鳴り止まぬ銃弾の嵐



無人なんかじゃない。




いくつもの殺気に数方向からの銃声



特に銃が厄介だ


死角から叩けば何とかなるか…




銀「神楽、もう少し奥の死角に入って依頼人を護れ」

神「…わかったアル
行こう!」

迫「ごめんなさい、わたしがここに目撃情報があるって連れてきたから…」





神楽が、迫田の手を引いて後退する





たしかに、何故俺らが襲われているのか…

ヤバい連中の住処に足を踏み入れたか、それか教えてくれた町娘が俺らを殺そうとしたか…




…いや、今日男を探しに町へ出たことも、その女に話を聞いたことも全部偶然だ



その女が俺達に「その人ならあそこで見た」と自分から言ってきたなら話は別だが…





…つまり






?「神楽ァァァアア!!!!!!」






聞き慣れた、しかし聞き馴染みはない焦った大きな声



バッと後ろをむくと





神「…え、?」




背中をナイフで貫かれたAが神楽を庇うように倒れていた。







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ーー新八sideーー




町を走り回っていた僕達は、緑色の着物を着た女の子についさっき話しかけられたという女性に会った

「女の子が走ってくるので何かと思えば、特に内容もなく、他愛のない話をした後、銀髪の人とピンク色の髪の女の子と一緒にあっちの港の方へ行った」


と教えてくれた。



自分は何も聞かれてないのに『目撃情報があった』と走って戻って行ったことを不思議に思って覚えていたらしい




その港に近付くと急にダンッ ダンッと銃声の音がして、そこからは更に連続して銃声が鳴り響く




新「Aさん…もしかして…」




銀さん達が…




貴「クソッ!!」




そう言って地面をものすごい勢いで蹴って走っていってしまった


それを僕も必死に追いかける




どうか無事であってくれ

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そこはかとなく(プロフ) - 梍鵺さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年2月2日 19時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
梍鵺(プロフ) - 夢主かわゆす……応援してます!更新、楽しみに待ってます! (2019年10月11日 14時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!がんばります(笑) (2019年6月9日 14時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)
暁月楓 - ゆっくり待ってます〜!楽しみぃ〜! (2019年5月25日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!!頑張ります(><) (2019年5月21日 17時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そこはかとなく | 作成日時:2019年2月23日 0時

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