万事屋の坂田くんは狼少年を愛しすぎている(参) (ページ46)

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ユキ「…ひ、っ…」

変態アホ皇子「ね、ハn…ｨﾌﾞｯ!!!」

気が付くと拳が3つと兎の蹴りが変態アホ皇子の顔にめり込んでいて、ぶっ飛んでく変態アホ皇子…略して…

んーそうだな

キモ皇子って事で

「にゃ、皇子ににゃにするにゃぁ！？！？」

皇子は鼻血を出して気絶している

ビックリして大きな目をさらに大きくしてこちらを見るユキ

ユキ「なっ、何してるんですか？！
皇子を殴るなんて…！！
そんなことしたら皆がっ…花人くんが殺されちゃう…！！」

肩を鳴らして気絶しているキモ皇子の方へ一歩近寄る

貴「お前ら何してんの、皇子気絶しちゃったじゃん」

銀「いやお前も殴ってただろ、何俺達3人だけのせいにしようとしてんのォ！？」

貴「1匹うさぎじゃん
あ、もしかして神楽か、お前
ちっちゃくなったな」

神「アイツらのせいでワタシのパーフェクトボディーが失われたアル」

新「ていうか勢いで殴っちゃったけど、
僕ら…にゃんにゃん星だっけ？
その星をあげて命狙われるかもしれませんね」

銀「そうなったらマタタビでも大量に買ってにゃんにゃん星のにゃんにゃんをにゃんにゃんさせるか」

気絶していた皇子が目を覚ます

キモ皇子「お、お前らっ！！父様にも殴られたことないのに！こんなことして命あると思ってないだろうな！？」

貴「じゃあ今までどんな愚行してきたかしんねーけど、“父様”に殴られてない分俺が殴ってやるよ」

皇子の目の前へ進もうとすると腕を掴まれる

ユキ「やめてください！
わたしが行けば済んだ話だったかもしれないのに…こんなっ、」

俯いている少女の肩は震えている

ユキ「花人くんを…巻き込みたくなかったのに…！」

キモ皇子「はっはぁー！！！
ハニー！！今なら…今ボクの言うことをなんでも聞くと誓えるなら、町田という男だけは助けてやらんこともないぞ！！
他の三人は…そうだ！動物になったら独房で飼おう！命はある！十分だろう！？
それともにゃんにゃん星の全兵力をこの4人に向けるか！？」

ユキに掴まれ動きを止めた俺に気付いて、これは使えるとでも思ったのか

またペラペラと喋り出すキモ皇子

ユキ「本当ですか…？」

キモ皇子「ああ！ああもちろん！！
その猛獣の手を離しちゃダメだぜハニー！」

誰が猛獣だ。

フラフラと立ち上がりまたユキに近寄ってくる皇子

キモ皇子「さぁ、誓え！」