story52 ページ4
マチの許可は、降りた。絶対に戦闘には参加しない、襲撃があったら逃げることを最優先、などの条件はあったが。そして集合時刻。
「………え、誰」
Aの前に、見覚えのない女性が三人。後ろ姿しか見えないが、マチ、パクノダ、シズクの三人でないことは間違いない。一番背の高い女性は、ブロンドのストレートロングで、ハイヒールにロングドレスを合わせたスレンダーな格好。中くらいの背の高さの女性は、栗色のボブで、長袖で足首まであるふんわりとした黒に近い紺のドレスとブーツ。派手さはなく気品のある服装。そして一番背の低い女性は、黒髪のストレートで赤地に鮮やかな刺繍のされたチャイナ服と色を合わせたハイヒールを着こなしていた。
(後ろから見るだけでも美人そう…だけどなんか違和感が)
うん？と首をかしげていると、三人越しにクロロが呼びかけた。
「A、来てくれたか。…そういう格好も、良く似合う」
「お世辞をどうも」
フリルシャツに黒のパンツスーツ姿という、女であることを最低限示す服装のAは、前に進み出た。
「それで、誰…な…」
美女達を通り過ぎ、振り返る。そこで言葉が止まった。というより、思考が停止した。背の高い女性は分からないが、他のふたりはなんとなく見覚えがあったのだ。
「……え？」
「はぁ…やっぱりこうなるよね」
「クロロ、恨むよ…」
「やっぱりシャルナークにフェイタン！？」
声に確信を抱く。驚きを隠しきれないAに、背の高い女性がにっこり微笑んできた。
「ちなみにボクはヒソカだよ♠」
「…えぇー……」
もはや状況を楽しんでいるヒソカはともかく、シャルナークとフェイタンが喜んで女装をしたとは思えない。クロロを振り向くと、肩を震わせて笑いをこらえていた。
(…何故に女装……)
(女性陣が、行くのを嫌がったんでね)
(女装はオーケーなんだ…)
(そんな訳ないだろ…)
(不本意極まりないね)
(こういうのは、楽しんだ者勝ちだよ♠)
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累 - とても面白いです！つづき楽しみにまってます！頑張ってください、応援してます！ (2020年4月6日 12時) (
レス) id: 7d54cdb775 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - 由宇さん» コメントありがとうございます！ちょいちょい停止しますが必ず書き上げますので、どうぞよろしくお願いいたします！ (2018年8月26日 14時) (レス) id: 94f5b58c39 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ここっちさん» もうちょいで記憶が！まだわかりません！（←）でも長い目で見ていただければと思います、よろしくお願いします！ (2018年8月26日 14時) (レス) id: 94f5b58c39 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ゆっずーさん» 遅くなりまして申し訳ありません！いつもありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2018年8月26日 14時) (レス) id: 94f5b58c39 (このIDを非表示/違反報告)
由宇 - 面白いです！早く更新停止が終わることを願ってます！頑張ってください！ (2018年8月15日 11時) (レス) id: 06761224f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯霧
| 作成日時：2017年7月10日 18時
