story59 ページ11
「それにしても、いい趣味してるよ」
フェイタンの声に、全員の目がケース内に飾られている拷問器具へと移る。
「なんか意外だね、淑女が拷問器具とは♠」
「へぇ、ヒソカでも疎いことがあるのね。意外に社交界では流行してるよ？」
「まぁそれ以前に、レベッカ・コルニコフの趣味でもあるんだけどね」
ハード趣味のガチレズ、とシャルナークが呟けば、あぁそうだったね、なんてヒソカが薄く笑った。その横ではフェイタンが、ケースに手を滑らせうっすらと笑っている。
「これは中世に大流行した魔女狩りで使われた拷問道具ね。こちは、ジャポンでもよく使われる爪剥ぎ器…。作りもいいけど何より保存状態が最高よ。今すぐ使えるレベルね」
「………フェイタンがこんなに長く話すキャラなんて」
「好きな物に対して本気になてるだけよ。なにかおかしいか？」
「いやぁ…別に変ではないけど、意外」
「A、これも持ち帰るリストにいれるね」
「私はただの運転手だから、車の積載量との兼ね合いはシャルナークに投げて」
「え、丸投げ？…まぁいいけど」
パーティバッグから携帯を取り出したシャルナークがそれを操作し始めて数秒。彼の顔が険しくなった。
「おや、どうしたんだい♦️」
「ねぇ、みんな。俺たち罠にハマったかも」
「「「は？」」」
きょとん、とする三人の前に、シャルナークが携帯の画面を出した。
「凝」
呟かれて、ほぼ反射的に皆がオーラを目に集中させる…させたつもりだった。だが、オーラが集まらない。
「え、え？なんで？」
「……なるほど、これは一本取られたね♣︎」
「オーラが集まらない、だろ？つまり俺たちは今、強制的に絶になっている」
「…チ、いつ仕掛けられたか…」
蜘蛛相手に出し抜くなんて、早々できるはずもないのに。念使いのプライドを傷つけられた4人の反応はそれぞれだが、それよりも切実な問題がある。
「……絶状態で盗むとか、流石にサブマシンガン相手に難しいんじゃ…」
Aの言うそれが、最大の難関へと変わった瞬間だった。
(オーラで身を守れなければ)
(人間としての守備力しか期待出来ない)
(多分、私とシャルナークはお荷物だ)
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累 - とても面白いです！つづき楽しみにまってます！頑張ってください、応援してます！ (2020年4月6日 12時) (
レス) id: 7d54cdb775 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - 由宇さん» コメントありがとうございます！ちょいちょい停止しますが必ず書き上げますので、どうぞよろしくお願いいたします！ (2018年8月26日 14時) (レス) id: 94f5b58c39 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ここっちさん» もうちょいで記憶が！まだわかりません！（←）でも長い目で見ていただければと思います、よろしくお願いします！ (2018年8月26日 14時) (レス) id: 94f5b58c39 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - ゆっずーさん» 遅くなりまして申し訳ありません！いつもありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2018年8月26日 14時) (レス) id: 94f5b58c39 (このIDを非表示/違反報告)
由宇 - 面白いです！早く更新停止が終わることを願ってます！頑張ってください！ (2018年8月15日 11時) (レス) id: 06761224f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯霧
| 作成日時：2017年7月10日 18時
