ハッピーエンド４６ ページ46
ピピピピッ、ピピピピッ。
…私、こんなアラームにしてたっけ。
「え！！！？？」
目が覚め驚いた。
ベットから起き上がり隣を見れば、スースーと規則正しい寝息を立てて眠る愛しい人が。
しかも上裸である。
聞き慣れないアラームの正体は、彼の携帯から鳴っていたもので。
キャミソール姿の自分を見て焦り始める。
昨日の夜、結局泊まると駄々をこね始めた総悟くん。
甘い私は折れてしまい、泊まらせた…んだよね。
ほのかに香るビールの匂いで察する。
あ…通りで記憶が曖昧なわけだ。
私も総悟くんも、やらかしたんだ。
って！！呑気に考えてる暇があるか！！
「そそそそそ総悟くん！！し、仕事！！！！今日も仕事ですよね！！！？？？」
幸せそうな寝顔をもう少し見たかったが、無理やりバシバジ叩いて起こす。
んんんでも起こすのやっぱり惜しい気が…。
「んぁ…色っペー嫁さんが俺を起こして…ってありゃ、どこだここ」
嫁というワードに頭がパンクする。
ま、まだ嫁じゃ…っというかまだってなんだまだって！
あぁまずい！こうしている間にも刻々と時間は過ぎていくんだから！！
私も今日仕事なんだから！！！
「と、とりあえず早くベットから出て！シャワー浴びに行きましょう！！」
とにかく急いでシャワーを浴びて、着替えて、朝食を二人分作って。
私がテキパキと準備をしていると、後からシャワーを浴びた総悟くんがマイペースにリビングに来た。
ふわぁっと可愛らしい欠伸をして後頭部をかく。
「うわぁ美味そうですねィー、これ俺のちょーしょくですかィ？」
絶対この人頭回ってないよ。
ついでに呂律も回ってないよ。
「いいから座って！はい、いただきます！！」
白米、味噌汁、目玉焼きにウィンナー。
簡単なもので申し訳ないけど、許してね総悟くん…！！
内心そう思いながら、必死にかき込む。
なんとか同時に食べ終わり、食器を流し台に置き軽く水でゆすぐ。
洗ってる時間ない…帰ってからで…！！
替え用の歯ブラシを彼に渡し、一緒に歯磨きと髪をセット。
総悟くんの寝癖を直しながら、隊服を整えてあげながら。
私は薄いメイクを施し、総悟くんと一緒に何とか家を出ることに成功。
時間も間に合いそうだ。
真選組の朝の稽古時間は寝過ごしちゃったけど…。
「あー結婚してぇ」
「なっ…！まだ寝ぼけてるんですか！！」
朝からこんなにドキドキするなんて聞いてないですよ。
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お茶(プロフ) - アクヤさん» 素敵なコメントありがとうございます！頑張ります泣 (2019年11月9日 20時) (
レス) id: 7f31983ff2 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ(プロフ) - とても面白いです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2019年11月9日 17時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶
| 作成日時：2019年9月1日 1時
