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「あ〜お腹空いた〜」
なんとか午前中の授業を終えた私たちは、混雑しているコンビニへ食料調達へ向かった。
「ねえ、今日もコンビニなの…」
「だって食堂にサンドイッチないんだもん…………」
不満そうに隣でコンビニご飯を見繕うぶーちゃん。ボノニはと言えば、昼休憩の時間もサークルのミーティングがあるとか何とかでいなくなってしまった。
「ぶーちゃんはサークルのミーティングに出なくていいの?」
私は大好物のサンドイッチを選びながらそう質問する。
「ボノニと僕は違うチームなの。今日はボノニのいるチームだけミーティング」
ぶーちゃんは渋々と言った様子でサラダを選びながら答えた。
「ぶーちゃんずっとダイエットしてるよねぇ…」
「僕すぐ浮腫むじゃん」
なんて言いながら手に取ったサラダとチキン。私もようやくサンドイッチを2つ選んでレジに向かおうとすると、ぶーちゃんのスマホが鳴った。
「わ、ヒョンからだ」
スマホの画面を見たぶーちゃんが慌てて電話に出る。どうやらサークルの先輩からの電話のようだ。
「あ、ソクミニヒョン?うん…え、わかった…」
ちらちらとこちらを見ながら、サークルの先輩と電話するぶーちゃん。手早く電話を切ると申し訳なさそうにこちらを見てくる。
「ごめんA、僕同じチームのヒョンたちに食堂に誘われて……」
なんかついでに軽いミーティングするらしくて、と言葉を濁しつつ言ってくる。
「いいよ別にそんな申し訳なさそうな顔しなくて。次の授業バラバラだし、食堂でお腹いっぱい食べてきなよ」
と返せば、申し訳なさそうながらも嬉しそうなぶーちゃん。…たまには一緒に食堂に行こう、と思いながら彼を見送った。
さて、私はのんびり動画でも見ながらサンドイッチ食べようかな。
今日は涼しいし外で食べるのもいいかもしれない。
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夏目(プロフ) - 葵さん» 楽しんでくださりありがとうございます!ディノちゃんの小説が少なかったので自給自足しました(笑)最後のラブラブのために書いた小説なので、番外編ではもっとラブラブを書こうと考えております。お気遣いいただきありがとうございます! (2020年9月20日 9時) (レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - mocoさん» 一気に読んでくださりありがとうございます!!とにかくディノくんのカッコ良さにこだわって書いたのでそう仰っていただけて嬉しいです!こちらこそご愛読ありがとうございました!! (2020年9月20日 9時) (レス) id: e14acee8c3 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - でぃのちゃんの小説少なかったのでとても嬉しかったです!最後ラブラブしてくれて、ニヤニヤが止まりませんでした(笑)お話も凄く読みやすかったです!番外編もあるなんて、感謝でしかありません。ゆっくりで構いませんので、良ければ番外編もよろしくお願いします! (2020年9月20日 1時) (レス) id: 1b7ff15c1b (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - チャニがカッコ良くてキュンキュンしながら一気に読みました。とても気に入りました。良い小説をありがとうございました!! (2020年9月19日 22時) (レス) id: b8fe820ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目 | 作成日時:2020年9月14日 22時