一人じゃない ページ44
「こわかったな。こんな日も一人だったんだろ？」
『…小学生の時に台風が来たの。その時もひどい雷でパパもママも帰ってきてくれなくて…こわくて…でも、その時思ったの。私はこれからも一人なんだって。だから強くならなきゃって…
でも、もう一人じゃないんだね』
「A、顔上げて」
光太郎君は私にキスをした
『ん……』
「A良い匂いがする…」
『お風呂入ったからね』
いつもなら光太郎君の止まらなくなるキスがピタっと止まった
あれ？
「あっ！！ほ…ほら！Aが好きなテレビやってるぞ！！一緒に見よう！」
『あ、うん！』
ソファに座るけどすこし距離を取る光太郎君
あれ？？いつもはくっついてないと機嫌悪くなるのにどうしたのかな
＿＿＿
「おー！！雨止んだな！風、生ぬるい！」
光太郎君が窓を開けた
『よかった〜寝る時まで雷は嫌だもん』
「じゃぁ、俺もそろそろ帰るな！」
帰る…そうだ、早く光太郎君帰らないと明日も朝から部活
玄関まで光太郎君を見送った
「じゃぁ、またな！！デートまたリベンジさせてくれ！！」
『今日は本当にありがとう！楽しかった！遅くなってほんとにごめんね。気を付けてね』
＿＿＿バタン
ドアが閉まるとともに私は玄関の前に座り込んでしまった
………あっ…鍵閉めなきゃ
ギイ
『えっ……ここ光太郎君！？忘れ物？』
帰ったはずの光太郎君がドアから顔だけだして私を見ると慌てて玄関に入った
「やっぱり泣いてる！！泣きそうな顔してたから俺気になって…」
私は慌てて立ち上がった
『ご…ごめん、なんか今日は楽しすぎたのと、雷がこわかったのといろいろで、あの、大丈夫！だからほら早く帰って』
「大丈夫じゃないんだろ？寂しいか？」
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りんご飴(プロフ) - dさん» つたない文章なのにありがとうございます！他の小説の更新もはじめました。良かったらよろしくお願いします！ (2022年1月28日 23時) (
レス) id: 067e9d422e (このIDを非表示/違反報告)
d - ほんとに素晴らしいです！泣きました普通に。また、読みに来ます。 (2022年1月28日 19時) (レス) @page50 id: 4ef0c1779f (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - あいかさん» 嬉しいコメントありがとうございます！！頑張れます〜(*´∇｀*) (2021年4月11日 15時) (レス) id: 5521fed093 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 星10個じゃ足りません。最高に好きです！ (2021年4月11日 8時) (レス) id: 8633d89102 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 結衣さん» またまたコメントありがとうございます(*^^*)かっこいい木兎さん良いですよね〜！彼氏だと大変そうだけど（笑） (2021年4月10日 7時) (レス) id: 5521fed093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2021年4月7日 23時
