女版。5 ページ6
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あれから淡々と進んで行き、ツアーが始まり、もう今日で15公演目。
「今日は来てくれてありがとう!!楽しんでってね!!」
ついにやって来た東京公演。
今日は昼の部、夜の部で分かれていて、浦島坂田の3人は昼、そらるさん、まふまふさんは夜の部に来てくれる。
96ちゃんは、予定が合わず来れないということだった。
〜♪
曲に合わせて揺れる綺麗なサイリウム。
あぁ、私はこのために生きているんだと感じる。
大袈裟かもしれないけれど、歌を歌うことは私の人生では必須なんだ。
「ありがとう〜!じゃあ次は______」
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無事に昼の部、夜の部を終え、控え室の片付けをしている頃だった。
そらるさんから、楽屋に行く という連絡が届いた。
そらるさんにしては珍しいなぁ。
彼は楽屋とかあまり来ないタイプなんだけど。
服を着替えたり、ツイートするための写真を撮ったりしていると、ドアをノックする音が聞こえた。
「はーい!」
きっとそらるさんとまふまふさんだろう。
ガチャっとドアを開けると、案の定高身長イケメン2人が立っていた。
まふまふさんは、そらるさんの後ろで隠れている。
「今日はありがとうございました!」
ドアを開けてそういうと、そらるさんはふわっと優しい笑顔を浮かべた。
「こちらこそ、良いライブ見せてくれてありがとう。」
「そう言っていただけて嬉しいです!というか、そらるさん楽屋に来るなんて珍しいですね。」
「あぁ、まふがお前と話した「うわぁぁぁそらるさん!!!もう!!なんで言っちゃうんですか?!」
さっきまで一言も発しなかったまふまふさんが、うわぁうわぁってそらるさんの顔の前で手をヒラヒラしてる。
「いやだって、こうでもしないと話さないでしょ?」
「ゔっ、そうですけど…。」
??
どういうこと??
まふまふさんは頬を赤らめて、そらるさんの腕をブンブン振った。
おう、腕もげそう。
しかも依然、私とは目が合わない。
何もそんなに避けなくても、っと思ったが、どうやらそういうことではないらしい。
まふまふさんはチラッと私の方に目をやると、パクパク口を動かして
「じ、実は僕、Aさんのファンです…!」
って、言った。
…?
「え?!?!ファン?!」
首を縦にコクコクッと振るまふまふさん。
どういうことか説明お願いしますそらるさん?!
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藍色の風 - コメント欄失礼します!女版。10(ページ11)のところ、誤字ってますよ!妄想感傷代償ではなく、妄想感傷代償連盟ですよ! (2019年1月11日 23時) (レス) id: 46fd2a813a (このIDを非表示/違反報告)
轟厨 - 誤字ってますよ! (2018年7月30日 2時) (レス) id: 6e2e45da36 (このIDを非表示/違反報告)
をんぬ(プロフ) - いちご飴さん» 初めまして!コメントありがとうございます!そうなんですか!歌い手さん、憧れますよね〜!ありがとうございます、更新頑張ります! (2017年12月17日 2時) (レス) id: 813ed47718 (このIDを非表示/違反報告)
いちご飴(プロフ) - ふおおお!!めっちゃ面白いです!!私歌い手さん(特にまふまふさん)が大好きで…。私歌い手をしようと考えてて、この小説読んでたらニヤけが止まらなくて…!!更新頑張ってくださいね! (2017年12月17日 0時) (レス) id: e995f3fc57 (このIDを非表示/違反報告)
をんぬ(プロフ) - 現実逃避者=RENさん» はじめまして! めっちゃ褒め倒しじゃないですか…嬉しいです照れますw 更新速度結構気にしてたので、そう言ってもらえて嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります! (2017年12月10日 15時) (レス) id: 813ed47718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:をんぬ | 作成日時:2017年12月9日 16時