女版。44 ページ45
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まふまふside
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「送ってくれてありがとう。」
「ううん!こちらこそ、付き合ってくれてありがとう!」
あれから少し本屋さんに寄ったりした。
…なんか本当にデートみたい。
Aちゃんは、どう思ってるんだろう。
そう考え始めると止まらないから、思考を止めた。
もう冬も顔を出し始めて寒い。
はー、と白い息がでる。
ブルっと身震いすると、Aちゃんも寒そうにしていて、なんだか変な気持ちになった。
…まさか、こんなに仲良くなれるなんて。
半年前の僕からしたら考えられないだろうなぁ。
「また今度、スウィーツのお店巡りでもしよっか!」
「え?!いいの?
やったー!ありがとう!」
今日わかったのは、Aちゃんも甘いものが好きだってこと。
彼女と次の約束ができたみたいで嬉しい。
しかも、Aちゃんから誘ってもらえたし。
「じゃあ、また!
まふくん、風邪ひかないようにね。」
「あ、うん!ばいばい!」
手を小さめに振って、中に入っていくAちゃん。
…このままでいいの?
今日、しっかり自分の気持ちを認めることができた。
でも本当はずっと前から好きだったんだ。
きっと、出会った時から。
ズルズル引きずるのは 男らしくない よね?
「Aちゃん!」
男にしては少し高い声にこちらを向く彼女。
マンションの扉はセンサーが反応して、開いたままだ。
Aちゃんのもとへ歩いていくと、彼女は不思議そうに僕を見ていた。
「僕、Aちゃんのことが好きです。
ファンとか、そういうのじゃなくて、1人の女性として、恋愛的な意味で好き。
…僕と、付き合ってください。」
Aちゃんの揺れる瞳をしっかり捉えて、そういった。
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藍色の風 - コメント欄失礼します!女版。10(ページ11)のところ、誤字ってますよ!妄想感傷代償ではなく、妄想感傷代償連盟ですよ! (2019年1月11日 23時) (レス) id: 46fd2a813a (このIDを非表示/違反報告)
轟厨 - 誤字ってますよ! (2018年7月30日 2時) (レス) id: 6e2e45da36 (このIDを非表示/違反報告)
をんぬ(プロフ) - いちご飴さん» 初めまして!コメントありがとうございます!そうなんですか!歌い手さん、憧れますよね〜!ありがとうございます、更新頑張ります! (2017年12月17日 2時) (レス) id: 813ed47718 (このIDを非表示/違反報告)
いちご飴(プロフ) - ふおおお!!めっちゃ面白いです!!私歌い手さん(特にまふまふさん)が大好きで…。私歌い手をしようと考えてて、この小説読んでたらニヤけが止まらなくて…!!更新頑張ってくださいね! (2017年12月17日 0時) (レス) id: e995f3fc57 (このIDを非表示/違反報告)
をんぬ(プロフ) - 現実逃避者=RENさん» はじめまして! めっちゃ褒め倒しじゃないですか…嬉しいです照れますw 更新速度結構気にしてたので、そう言ってもらえて嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります! (2017年12月10日 15時) (レス) id: 813ed47718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:をんぬ | 作成日時:2017年12月9日 16時