中原家の反抗期【中原中也】一学期！

修学旅行後 ページ8

あれから二日と半日経ち________



今は東京駅、此処からは歩いて帰る人もいれば車で迎えに来てもらう人もいる。
自主解散だ。




「Aちゃんは何で帰る？」



本当は新幹線の中で連絡を入れるつもりだったんだけど…
眠たくて連絡入れ忘れた。




「んー…電車かな？」







「そうなの？送ってあげようか？」




お土産渡したいし…
真逆、ポートマフィアビルまで送ってくださいなんか言えないし…





「いいよ！ありがとう。」








「そう？」




その時後ろから肩を叩かれた。




私は後ろを振り返った。





「…お父さん？！」





ギョッとした。

お父さんが立っていたのだ。





「おう、時間ぴったりだったな。」




周りでは女子が騒いでいる。



これだからお父さんを学校に呼びたくなかったのに…




「連絡してないよね？何でいるの。」





「今日手前が帰って来るから、任務を早く終わらせたんだよ。」




女子がお父さんを見て騒ぐ一方、男子はお父さんが言った「任務」という言葉に反応している。




「任務じゃなくて仕事でしょ？！格好つけなくていいよ！」






「は？任務は任務だろ。」



人がせっかく誤魔化してんのに…
これだからお父さんは！



「あ、あー！私なんだかとても足が痛くなって来た！お父さん早く帰ろ！」


一刻も早く此処から立ち去りたい。
私はお父さんの腕を掴み先生の制止も振り切って車に乗り込んだ。




「手前足が痛いんじゃねぇのか？」







「五月蝿い！」




_______________


森さんとエリスちゃんには菓子折りと清水焼。




姉さんには簪。




黒蜥蜴には生八ツ橋。




芥川君、樋口さんには京飴の詰め合わせ。






そしてお父さんには…






「何で俺だけ竹馬なんだよ！！」









「だって売ってるの見た時ピンと来たんだもん！」






竹馬を買いました。






自分のお土産は刀。






…お土産って変な物買っちゃうよね





「…あ。」








「どうした？」









「梶井君のお土産忘れた。」




京都タワーのストラップをあげました。

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