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ニッコリ ページ32

「げっ!!!」







「何さ、折角助けてあげたのに…」








「なんで太宰さんがここにいるの!」









「偶々君が境内の裏に行くのが見えたのだよ。


君に何かあったってのにそれを見過ごしたなんて中也に知れたらキレられちゃうから付いて来た。」






「余計なお世話。」








「私が助けてあげなかったら君どんな目にあってたかわからないのに。」








「そりゃどーも。」








「なんだ此奴!」








「男連れかよ…だが、そんなひょろっちょいモヤシ野郎戦力外だ!やっちまえ!」








「モヤシ野郎wwwwwwwwww」









「…君達に勝ち目はないよ。少年達。」









「ああ?!」








「こっちには強い犬がいるんだ。子犬ちゃんを守る為の強い犬がね。」




太宰さんはチラリと私を見た。




「…?」





すると、木の陰から人影が出て来た。






「…重力操作。」




そう言うと、周りの砂利を浮かせ、ヤンキー達にぶつけまくった。






「いでででで!!!」








「異能力者?!」









「手前ら…俺の娘に手ぇ出したな?覚悟しろ。」








「お、お父さん?」








「手前は黙って正座な?A。」




ニッコリ、という効果音がつきそうな笑顔でそう言われた。




「は、はい。」







「ねーえ、この子失神してるけどどうするの?」



太宰さんはタレ目男子をつついて遊んでいた。





_____________




「男子と行くなら最初から俺に言え!女子が夜に祭りといえど出かけるのも可笑しいんだよ!
何かあったらどうするんだ!大体なぁ…」





正座をしながら説教を聞かされていた。





「うー、わかったわかった!ごめんなさい!」








「…分かればいいんだ。」




太宰さんはタレ目男子を連れて与謝野さんのところへ消えた。
その後、雑木林の裏から断末魔が聞こえたのは言うまでもない。





「お父さんこそ、なんでこんな所にいるの?」









「何でって…それは…その…」




ゴニョゴニョと言葉を濁している。






「…あ、もしかして私が心配だったとか?」








「そうだよ!!過保護で悪かったな!」







…矢ッ張り私のお父さんって過保護だったんだ。









こうして夏が終わって行く。

ぞ・く・へ・んGo!!→←カツアゲ



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名無しのごんべい - 年齢謎。でも、面白いから許す(( (2019年8月31日 23時) (レス) id: aeeb0a5eee (このIDを非表示/違反報告)
ふらん - みつばちさん» 与謝野さんかっこいいですよね! 姐さまもかっこいいです!(姐さま推し) (2018年9月27日 23時) (レス) id: dbdc3a2a0b (このIDを非表示/違反報告)
みつばち(プロフ) - ふらんさん» そう!女性キャラかっこ可愛い!与謝野先生とか…笑 (2018年9月26日 21時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)
みつばち(プロフ) - ゆいさん» ありがとー!うん、頑張ろう!笑笑 (2018年9月26日 21時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ふらん - みつばちさん» ぐへへへ笑 可愛いですよね~!しかもかっこいい! 文ストの女性キャラほんとに好きです!笑 (2018年9月25日 20時) (レス) id: dbdc3a2a0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みつばち | 作成日時:2018年9月14日 16時

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