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カツアゲ ページ31

「おーい?」




こんな祭りの中で大声で名前を呼ぶのも恥ずかしいので

地道に探すことにした。





本当にどこに行ったんだ…?



考えろ。




みんなが浮かれまくる祭り。

いかにも頼りない男子。




カツアゲor逆ナンだな。




逆ナンは…まず無いな。


あんな見た目だし。




だとするとカツアゲだけど…




''お金なら僕が出すから!''




「…あー。」




彼奴は持ってるな。





「厄介なのに捕まったなぁ…」



男なら自分で対処しろっつーの。




カツアゲかぁ…
警官も見回ってるっぽいし、そんな表ではやらないだろう。


…境内の裏かな。





私は人混みから外れ、神社の本体のところへ向かった。





後ろから誰かが付いてきているとも知らずに。





___________




「…あ。」





いた。






「おら兄ちゃん。大人しく金だせよ。」




いかにもヤンキーって感じの高校生に囲まれてる。
まだお金を取られてないってことは捕まって間もないな。


私は思いっきり下駄を鳴らしながら近づいた。




「あっれー?こんな暗い所で男同士何やってんの?」






「な、中原さん!」








「あぁ?何だ此奴。」








「お前の連れか?」







「あー、その子私の友達なんだよね。返してくれない?」








「お断りだな。…お前が代わりに相手してくれるってんなら考えてやってもいいぜ?」








「相手?別にいいけど?」







「まじかよ。イかれてやがるぜこの女。」




はははっ、と軽く笑ってる男。

何言ってるんだ、と言わんばかりのタレ目男子。






「…笑われると結構イラっとするんだよね。」




私はそう言いながらさらに近づいた。




この距離まで来たら、顎蹴り上げて終わりだね。





足をあげようと思った瞬間、くんっと膝が浴衣に引っかかった。





「…え?」




しまった。
自分が浴衣であることを忘れていた。





「どうした?やるるじゃないのか?」




私は喧嘩自体そんなに強くはない。
相手の隙を突くのが得意なだけ。




「ちっ…」




私は少し後ろに下がる。



すると、後ろにも男がいたらしくぶつかった。




「最初の強気はどうした?ねーちゃんよ?」



そう言って男が触れようとした瞬間…






「ほんっと君って馬鹿だよね!!」





聞いたことのある嫌味な声が後ろから聞こえ…





「ガッ!!」



男を蹴り上げた。

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名無しのごんべい - 年齢謎。でも、面白いから許す(( (2019年8月31日 23時) (レス) id: aeeb0a5eee (このIDを非表示/違反報告)
ふらん - みつばちさん» 与謝野さんかっこいいですよね! 姐さまもかっこいいです!(姐さま推し) (2018年9月27日 23時) (レス) id: dbdc3a2a0b (このIDを非表示/違反報告)
みつばち(プロフ) - ふらんさん» そう!女性キャラかっこ可愛い!与謝野先生とか…笑 (2018年9月26日 21時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)
みつばち(プロフ) - ゆいさん» ありがとー!うん、頑張ろう!笑笑 (2018年9月26日 21時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ふらん - みつばちさん» ぐへへへ笑 可愛いですよね~!しかもかっこいい! 文ストの女性キャラほんとに好きです!笑 (2018年9月25日 20時) (レス) id: dbdc3a2a0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みつばち | 作成日時:2018年9月14日 16時

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