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ミレイと過去 ページ25

俺がミレイとあったのは十七の時だった。


その時あったヨコハマ最大の抗争も落ち着きを見せていた時だ。





俺は姐さんに連れられとあるナイトクラブに行った。



その店の名物であるダンサーを見にだ。



その時から葡萄酒は良く飲んでいて、その時も付き合いと称して飲んでいた。
そしてナイトクラブに入ってから数十分後にミレイは現れた。




紅く綺麗なドレスを身に纏い、只々自信に満ちた表情で踊っていた。




ミレイが踊っている最中に、何度か誰かに話しかけられたが

それにも気づかないくらい俺はミレイのダンスに魅入っていた。



その時、踊っていたミレイと目があったんだ。
今思えば俺の思い過ごしだったのかもしれないが、ミレイは目があった瞬間目を細めて笑っていた。





俺が初めて恋に落ちた瞬間だった。







それから俺はミレイが忘れられず、何度もそのクラブに通った。




最初こそミレイは俺に目も向けていなかったが、通ううちに顔を覚えてもらえていた。


目が合うとお互いに微笑んだ。





そしてある日の夜、俺は相変わらずクラブに行っていた。



バイクをいつものところに止め、入ろうとした瞬間誰かに腕を引っ張られた。


俺は誰だと後ろを振り返った。



「今日も来てくれたのね、素敵帽子さん?」




いたのは、月明かりに照らされ何時もよりも色気が差し見えるミレイだった。





「は…」


俺は驚きのあまり声が出なかった。






「私、貴方のこと気に入っちゃったの!名前を教えてくれないかしら?」



突然ミレイはそんなことを言い出した。






「な、中原中也…」







「チューヤ!いい名前ね!」





そこからは色々な話をした。




如何してこんなクラブにいるのか。




ポートマフィアはどんな所か。





好きなもの、好きな色…







それから俺とミレイは必ずクラブに入る前に路地裏で会って話すのが当たり前になった。





俺がミレイに会って丁度一年後…








俺はミレイと結ばれ、Aが…手前が生まれた。








これから幸せは日々が訪れる。




愛する妻と娘に迎えられる日々が__________









そう思っていた。









ミレイが突然失踪するまでは。

ハンバーグ→←母親



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名無しのごんべい - 年齢謎。でも、面白いから許す(( (2019年8月31日 23時) (レス) id: aeeb0a5eee (このIDを非表示/違反報告)
ふらん - みつばちさん» 与謝野さんかっこいいですよね! 姐さまもかっこいいです!(姐さま推し) (2018年9月27日 23時) (レス) id: dbdc3a2a0b (このIDを非表示/違反報告)
みつばち(プロフ) - ふらんさん» そう!女性キャラかっこ可愛い!与謝野先生とか…笑 (2018年9月26日 21時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)
みつばち(プロフ) - ゆいさん» ありがとー!うん、頑張ろう!笑笑 (2018年9月26日 21時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ふらん - みつばちさん» ぐへへへ笑 可愛いですよね~!しかもかっこいい! 文ストの女性キャラほんとに好きです!笑 (2018年9月25日 20時) (レス) id: dbdc3a2a0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みつばち | 作成日時:2018年9月14日 16時

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