中原家の反抗期【中原中也】一学期！

探偵社にて ページ22

「無理だ。武装探偵社は荒仕事専門。其処らの探偵じゃない。

専門外だ。」



探偵社に来たところ、門前払いを食らってしまった。





「何で？！別にいいじゃん！」








「駄目だ。」








「国木田さんの手帳無駄遣い装置！」







「ぐはっ！」




国木田さんに大ダメージを与えた！！




「あれー？Aじゃん！」




ドアの奥から乱歩さんが顔を出した。





「乱歩さん！」






「珍しいね？悩み事？」




乱歩さんはいつも私の悩みを聞いて見事に推理してくれていた。
(自分の興味のあることだけ)





「うん。探偵社に頼みたいんだけど…」



すると乱歩さんは私と綺麗な緑色の目を合わせた。




「…ふーん、大体わかった。これは探偵社自体の捜査はして上げられないね。」



国木田さんは隣で首を縦に振っている。





「でも面白そうだ。…よーし！その悩み、僕が解決してあげよう！」








「待ってください乱歩さん！この後軍警からの依頼が！」








「その事件は興味無くなったからいいや！てきとーに処理しといてよ！」




乱歩さんは私の手を引っ張って下のカフェへ降りて行った。

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