中原家の反抗期【中原中也】一学期！

お弁当 ページ3

「お父さん！！」






「んぁ？何だAか、お帰り。




冷蔵庫にプリンあるから食っていいぞ。」







「あ、有難う…ってそうじゃない！！」







「ゼリーの方が良かったか？」



最近手前、体重気にしてたもんな、と中原は付け加えた。






「違う！体重を気にしてない…訳じゃないけど…




そうじゃなくて、今日のお弁当！！」






「弁当？」








「何であーゆうキャラ弁みたいなのつくんのさ！もっと普通のでいいんだよ！！」








「手前がそういうから今日は普通の猫にしたじゃねぇか。」








「違うの！兎であろうが猫であろうがジュゴンであろうがダメなの！！



もっと普通のでいいんだよ！ふりかけ掛けてあるとか！」







「何でだ？手前、前まで喜んでたじゃねぇか。」








「小学生の頃の話でしょ？！私現在進行形で中3！





折角クラス替えで印象付きやすいこの季節なのに、




お弁当変な奴って思われたかも知れないじゃん！」






「大丈夫さ、そんなこと思うやついねぇよ。」








「いるんだもん！」








「…わぁったよ。明日は普通にするから。」








「約束だかんね？」





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次の日のお弁当時間_________





蓋を開けてみると…





何ということでしょう





ふりかけを使われてはいるものの




其のふりかけで現代アートに劣らない作品が作られてるではありませんか。






「〜〜〜〜〜っ！！お父さん！！！」









「Aのお弁当…すご。」






クラスメイトからは暫く現代アート弁当という印象を持たれましたとさ。

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