音駒の猫なマネージャーとやっくん【HQ】 (ページ16)

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15話ページ16

佐倉side

佐倉(今度はクロが前衛……さぁ、向こうはどう出るかな……？)
黒尾「20cm以上の身長差で犬岡と互角以上に戦うなんてすげーなチビちゃん」
日向「ヌッ！！！チビって言う方がチビなんだぞコラァ!」

佐倉『………………!クロ!あの速攻来る!』

ドシッ

佐倉(間に合わんかった…)
黒尾「スマンスマンやっぱスゲーな人間離れってああいう奴等の事言うんだろうなそれじゃあ――――取り返すか」

フワッボッギュンッバガァン！！

佐倉(わぁ……レシーブというよりぶつかったっていう感じだ………)

黒尾「チャンスボール!」

佐倉(ナイスA!)

ゴッボッ

佐倉『……やっくん向こうのエースのスパイクに慣れてきたね…』

キュキュッキュッズドッ

佐倉『ナイスキークロ……Aのあとにやってくるあたりさすがだね……クロと研磨』

鳥養「パワーとスピードでガンガン攻めろ!!」
猫又「あ〜〜〜〜〜くそこっちの雰囲気に呑まれてくれたと思ったのにな……」
佐倉『全くです……』

ダダンッ

佐倉『向こうも20点台乗った』

　音駒高校一回目のタイムアウト

猫又「焦ってねえな？」
音駒「ハイ！」
猫又「ならいいしっかり繋ぎなさい」
音駒「ハイ!!」
猫又「じゃあマネージャーから……」
佐倉『えっと……最後まで気を抜かないで……』
音駒「ハイ!!」

スッ…… ストンッ

佐倉『ナイス研磨……!いいタイミング』

ドパッ

猫又「チッ……ここであの“社会人“が前衛に上がってきたか……」

ドキュッドッ

夜久「くそっ……!スマン……！」
山本「やべェッ」

グアッドバッ

芝山「ああっ……また向こうのチャンスボールに……！」
猫又「それでいい不格好でも攻撃のカタチにできなくてもボールを繋いでいる限りは負けないんだ」

ボドパッザットッボッ

猫又「―――強いスパイクを打てる方が勝つんじゃあないんだボールを落とした方が負けるんだ」

トッ

猫又「これが“繋ぐ“ということだ」

ピピー

　試合終了
　セットカウント
　 2―0
　勝者:音駒高校