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涼介side
ゆーり、ゆーり、
そう言葉に出してゆさゆさと体を揺する。
伊野尾ちゃんによればもう大丈夫らしいけれど、結局一晩起きることがなかったのだ。
そのせいか少し怖くて寂しい。
侑李がこのまま目覚めないような気さえしていた。
「んっ、、りょ……すけ」
「侑李？わかる？」
どうしたの、りょーすけでしょ、わかるよ。
落ち着いた呼吸で落ち着いた声のトーン。
少し掠れた声は吸入のせいだろうか。
トロンとした眠そうな瞳でそう言った侑李に抱きつくと埃が立ったのか彼がケホケホと咳き込むものだから慌てて手を離した。
「どーしたの？」
りょうすけ、なんかへん、
そう続けると侑李はゆっくりと起き上がり首を傾げた。
「なんでもないよ。なんでもない。侑李が起きたからなんでもなくなったんだ。」
「なにそれ、へんなの」
そう言ってクスリと笑った侑李にホッとする。
確かに侑李はここに存在していて、鼓動を鳴らしている。
必死に生きる俺らには仲間が必要なんだ。
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新道踏切(プロフ) - 面白くて一気読みしてしまいました！またの更新待っています(*^^*) (2020年12月4日 16時) (
レス) id: 7158c48a17 (このIDを非表示/違反報告)
ちる - すごくいい話ですね！期待してます！ (2020年3月8日 0時) (レス) id: 86380dcbb6 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - ちねんさんのお話を検索してこちらの小説を見つけました。続きを楽しみにしています！ (2020年3月2日 16時) (レス) id: cf2ae7ce49 (このIDを非表示/違反報告)
はなん(プロフ) - 面白いお話ありがとうございます 続きを楽しみにしています！ (2020年2月26日 19時) (レス) id: 039a9f3787 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱむこ | 作成日時：2020年2月20日 21時
