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薮side
侑李の体調どう？
そんな質問に俺は笑顔で答えた。
大丈夫だ。今までで一番安定してる、と。
「よかったぁっ俺たちの出番終わったらすぐどっか行っちゃったから心配してたの。」
「みんなの見て侑李も元気もらったんじゃないかな。朝から元気そうにご飯食べてたよ。」
「そっか、よかった。」
「ねぇ、ゆーりいつこっちに帰ってくるの？」
裕翔の無邪気な質問に俺はうろたえた。
いつ、そう聞かれると明確には答えられない。
病変は誰しもがいつ起こってもおかしくないのだ。
そういう子たちがここには沢山いる。
「いつだろうな。前よりは良くなってるのは確かだから、みんなも侑李がこっちに帰ってくるのを待っててくれるかな。」
「あたりまえだよ！」
「ゆーりは、ぜったいかえってくるもん！」
「そうだな。侑李は元気になって戻ってくるよ。俺たちも最善を尽くして侑李の病気と闘うね。」
侑李の病気と闘っているのは侑李自身だけじゃない。
みんなついているのだ。
柔らかな笑顔を浮かべてここに帰ってくることを皆は誰よりも待っていた。
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新道踏切(プロフ) - 面白くて一気読みしてしまいました！またの更新待っています(*^^*) (2020年12月4日 16時) (
レス) id: 7158c48a17 (このIDを非表示/違反報告)
ちる - すごくいい話ですね！期待してます！ (2020年3月8日 0時) (レス) id: 86380dcbb6 (このIDを非表示/違反報告)
みこ - ちねんさんのお話を検索してこちらの小説を見つけました。続きを楽しみにしています！ (2020年3月2日 16時) (レス) id: cf2ae7ce49 (このIDを非表示/違反報告)
はなん(プロフ) - 面白いお話ありがとうございます 続きを楽しみにしています！ (2020年2月26日 19時) (レス) id: 039a9f3787 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱむこ | 作成日時：2020年2月20日 21時
