13.これからのこと ページ17
「あ、ちゃんと会うよ?明日には乱数の事務所に行こうかなって思ってたし、左馬刻だって…」
左馬刻にだってちゃんと会うよ?って言葉が出てこない……
寂)「君は、勝手にいなくなったことで私達から嫌われたと思っているようだったら、それは心配いらないんじゃないかい?」
「だって、またここに来るまで一切連絡しなかったし、みんなから見たら私は酷いやつでしょ?」
寂)「確かに、みんな心配はしていた。でも、それが原因で嫌いになんてならないよ。特に左馬刻君は君の事を1番理解していただろう?」
確かに左馬刻には色んなことを話したし、左馬刻の事も教えてもらった。お互いのトラウマだって話し合えた。
「そうだけど…人って少し会わないだけで変わってしまうものでしょう?それは寂雷が1番知ってるはず」
寂)「左馬刻君は、そんな薄情な男じゃないよ。逆に、受け止めてくれると思うけど?」
確かに、寂雷がう言う通り、受け止めてくれると私も思ってる。けど、拒絶されたら?三郎みたいに拒絶されてしまうリスクは無いとは言いきれない。そのリスクが0.01%残っていることさえも怖い
寂)「明日、飴村君に会うのなら聞いてみるといい。彼は、そういうことには敏感だからね。」
「ありがとう…寂雷」
その後私は寂雷にヨコハマの自宅まで送ってもらった。
自宅のソファーにドサッと倒れ込む。
「あー…タバコ吸いたいな……コンビニ行こう」
私は財布とケータイと鍵だけを持って、近くのコンビニに向かった。
「スゥー…ハー」
左馬刻が吸ってたのを見て見よう見まねで吸い始めたことを思い出した。
「あの頃は良くむせてたな……今じゃ普通になっちゃった。」
銘柄も左馬刻が吸っていたものと同じ。
「まずは、乱数に会わなきゃね」
吸っていたものを灰皿に捨てて私は眠った。
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人間です - 面白い、好き、、、『甘い』ではなく『アハーンやウフーン』というところも (2020年12月6日 14時) (レス) id: 836661e0c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星鳴 | 作成日時:2019年8月24日 17時