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　京で新選組が結成されて間もなくのこと。

　江戸から斎藤一が駆けつけて加盟した。
　腕は恐ろしく立ち、加盟後間もなく隊中屈指の剣術遣いとなった。
　父親が播州明石松平家の浪人であった故に、明石浪人と名乗っている。

　そんな彼は、常に小姓を従えていた。
　副長ですら持たぬ小姓を、何故新参者が持つのかと、初めの頃は陰口を叩かれることもしばしばだった。
　三番組組長となった後も、そのようなことはちょくちょく聞かれた。
　だが、近藤勇や土方歳三、沖田総司、永倉新八、藤堂平助、原田左之助らは、小姓の存在を黙認していた。
　寧ろ――可愛がってすらいた。

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　我が占ツク歴初の恋愛小説です。
　相手は平助です。
　占ツク、平助と新八っつぁんおち少ないんだよなぁ……平助or永倉×夢主増えてほしいです(←切実な願い)

　資料として司馬遼太郎の「新選組血風録」を扱っています。
　今回はアニメ沿いなので、ちゃんと「新選組」で書いてます!

　予定CP:土千、平夢執筆状態：更新停止中