35ページ ページ37
「まぁ!Aちゃんなのね!大きくなって美人さんね!またお茶でもしたいわ!」
「ええ、喜んで、また伺います」
私が彼らと行動をしてることについては触れないらしい…
「あ、そう、話がずれたわ。キルも貴方達がここに来てるのを知っているわ、キルからのメッセージをそのまま伝えましょう『来てくれてありがとう、すごく嬉しい。でも今は会えない、ごめんな』」
キキョウさんから告げられたキルアからの伝言に反応する。
レオリオは撃たれた執事の容態を確認、どうやら気絶してるようだった。
それを聞いてホッとしたゴンくんはキキョウさんに向き治る。
向き治ったゴンくんにキキョウさんは口を開く。
「紹介が遅れましたね、私はキルアの母です、この子はカルト」
落ち着いた口調…
そこにすかさずゴンくんが言葉をかける。
「キルアが俺たちに会えないのは何故ですか」
「独房にいるからです」
ゴンくんの問に、そっと答えるキキョウさん。
まぁ、予想通りの答えだけど…
「キルは私を刺し、兄を刺し、家から飛び出しました。自ら反省し戻ってきました、そして今自分の意思で独房に入っています。なのでいつ出てくるかは…」
言い終えず、彼女のスコープがキュイーンとなると、途端に取り乱す。
「御父様ったら!なにをするおつもり?!勝手なことをしないで!」
ゴンくんたちはその姿に少し驚いていた。
ゼノさんが何か行動を起こしたか…?
そう思わずにはいられなかった。
取り乱していたキキョウさんは一瞬冷静になった。
「私、急用があるので、これで」
そう言って急いでかけて行った。
それに待ったをかけるゴンくん。
「俺達、しばらくこの町にいます、キルアにそう伝えてください」
それに対して彼女はOKを出すが、恐らく言わないでしょう… さっきのアレを見る限り。と内心溜息をつく。
去っていくキキョウさんのあとを追うようにカルトも走っていくよ、張り詰めていた空気が解放された。
「言っちゃあ悪いが 薄気味悪い連中だなぁ…」
伝言が嘘であろう、今後どうするかを話していると、執事の彼女が目を覚まし、執事室まで案内すると言ってくれた。
私がいれば大丈夫なんだけど、好意は素直に受け取ることにした。
「執事室に行けば、屋敷に繋がる電話があります。ゼノ様がお出にならればあるいは…」
なるほど、ゼノさんはキルアくんに甘いのねと一人で納得して、カナリアと名乗った執事の少女に着いて、執事室へと向かった。
396人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこ娘(プロフ) - あの無感情のイルミをそこまでキャラも崩さずに描けるの尊敬します、、、主人公もイルミも感情がないはずなのにちゃっかり恋しちゃってる?感じがなんとも、、、ついに旅団と関わっちゃうのかぁ!!続きがとても気になります。更新頑張ってください!! (2020年3月20日 21時) (レス) id: d91513b7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすてらんど(プロフ) - あぁぁぁ胸きゅんする!!! (2020年2月9日 18時) (レス) id: b348ed70ca (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ワイワイタヤコンさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ありとあらゆる病原菌の自然宿主である黒猫さん» そう言ってもらえると嬉しいです! (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
ワイワイタヤコン - 好きすぎて、読み返してる。 (2020年1月16日 1時) (レス) id: c66835a7d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花ノ絵 | 作成日時:2019年11月28日 23時