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バスが到着するとそこには以前よく潜っていた試しの門があった。
「何度見ても圧巻」
ぽつりと呟くと、野蛮な俗の声がしたのでそちらを向く。
どうやら、中に入りたいようで、ゼブロさんに鍵を出すようにどなってる。
あ、またミケのご飯増えちゃう。
呑気にそんな事を思っていた。
やがて��食事��を終えたミケが骨だけを出すと、観光に来てた人達は全員バスに乗り、私たちだけが残された。
ゴン君たちがゼブロさんを心配して駆け寄ってたとこに私も加わる。
「お久しぶりです、ゼブロさん」
私がそう声を掛けると、彼は少し嬉しそうな反応を見せた。
「これはこれは、モートン家のお嬢さん、お久しぶりです」
管理人小屋に皆で入り、今回の訪問の目的を話す。
「なるほどね、キルアお坊ちゃんの友達ですかい、嬉しいね、あんた達が初めてだよ友人として来てくれたのはね」
そう言うゼブロさんから暖かいお茶を受け取る。
「あれ？でも、Aも良く通ってたって言ってたよ？友達としてじゃないの？」
不思議そうに私とゼブロさんの顔を交互に見ながら言うゴンくんの問いに答えず、お茶を啜る。
「なんだ、聞いてないのかい？A様は友人としてでは無く、婚約者として、度々いらしてたんだよ」
管理人の説明に全員が声を上げる。
「こ、婚約？！誰の？まさかキルアか？！」
取り乱すレオリオの声は大きいままで、クラピカにうるさいと怒られる。
「イルミ」
それを気にせず、私はその名前を口にした。
みんなに動きが固まる。
「と言っても、元婚約。破談になってるし、イルミは今と変わらず昔から私に興味なんてないから、安心して」
そう言うと、これ以上聞いてはいけないと悟ってくれたのか、その場は静かになった。
「それで、ゼブロさん、中に入りたいのだけど」
「…それはできないね」
「そう、残念」
そう言ってお茶をも一度すすると、レオリオが痺れを切らしたのか立ち上がった。
「そう。じゃないだろ！俺達はキルアをだな」
「そうだけど、このまま入ったらミケの胃袋まっしぐらだよ」
私のその言葉にレオリオも黙る。
「ぼっちゃんの大事な友達を骸骨にするわけにはいかないからね」
ミケがゾルディック家の者にしか懐かないことそれを説明する。
「では、あなたは何故無事なんですか？」
鋭いクラピカはすぐにその疑問に気づいたらしく、ゼブロさんの嬉しそうだった。
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ねこ娘(プロフ) - あの無感情のイルミをそこまでキャラも崩さずに描けるの尊敬します、、、主人公もイルミも感情がないはずなのにちゃっかり恋しちゃってる？感じがなんとも、、、ついに旅団と関わっちゃうのかぁ！！続きがとても気になります。更新頑張ってください！！ (2020年3月20日 21時) (
レス) id: d91513b7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすてらんど(プロフ) - あぁぁぁ胸きゅんする！！！ (2020年2月9日 18時) (レス) id: b348ed70ca (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ワイワイタヤコンさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ありとあらゆる病原菌の自然宿主である黒猫さん» そう言ってもらえると嬉しいです！ (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
ワイワイタヤコン - 好きすぎて、読み返してる。 (2020年1月16日 1時) (レス) id: c66835a7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花ノ絵 | 作成日時：2019年11月28日 23時
