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彼を見失わないようにと走っていたせいか、周りを見た時には受験者が数名既に居なくて、さっきであったゴンくん、クラピカ、レオリオの姿も見当たらない。
仲間なんかでは無いので、探すつもりはないが、ヒソカがいない。
そう気づいたが、私は他に気を配れるほどお人好しでもないし、彼と戦いたくもない。
そう思った。
「44番」
隣から声がしたので見てみるとそこにはキルアくんがいた。
「あの44番人を殺したくてうずうずしてる、そう言ったのにゴンのやつ行っちゃってさー」
私の方を見ながら言うキルアくん。
「そう、ヒソカにかかれば、ひとたまりも無いわね」
「なに、あんたら知り合い?」
どうせ薄々気づいてたんでしょ、可愛くない子供と思いながら言葉を紡ぐ。
「まぁね、ビジネスよ」
「……何やってる人なの?」
そう聞かれ、どう答えるのがベストかを考える。だけどおそらく彼も同業者…
「…あんたと同業かもね」
私の答えに驚かないキルアくんは「やっぱり」と言いたそうな表情を浮かべた。
その時、微かな殺気を前方から感じて、すぐに前を向くが私達を見てる人は居なかった…
「急にどうしたんだ?」
私の行動を不思議に思ったのかかを覗かれる。
「何にも、私ちょっと前行くわ」
なんて言いながらペースを上げる。
なんかわからないけど、キルアくんとこれ以上話ちゃダメな気がしたのだ。
集中を取り戻そうと先程の出来事を頭から追い出すが、結局私の目が行くのは301番…
見た目が気になるのもあるけれど、勿論その正体はイルミだからだ。
観察してると彼は携帯を出し何処かに電話をかける。
その数分後、私達は無事、二次試験会場に着いた。
そして、ギリギリ到着したのが、ゴンくんとクラピカくんだった。
続く二次試験は美食ハンターのメンチとブハラによる料理。
一品目はシンプルな豚の丸焼き。
二品目はとある島国の職人料理だったのだが… 私を含めてほとんどの参加者が作れず、ネテロ会長が登場し、お題は変更。
今は飛行船に乗っています。
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ねこ娘(プロフ) - あの無感情のイルミをそこまでキャラも崩さずに描けるの尊敬します、、、主人公もイルミも感情がないはずなのにちゃっかり恋しちゃってる?感じがなんとも、、、ついに旅団と関わっちゃうのかぁ!!続きがとても気になります。更新頑張ってください!! (2020年3月20日 21時) (レス) id: d91513b7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱすてらんど(プロフ) - あぁぁぁ胸きゅんする!!! (2020年2月9日 18時) (レス) id: b348ed70ca (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ワイワイタヤコンさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - ありとあらゆる病原菌の自然宿主である黒猫さん» そう言ってもらえると嬉しいです! (2020年1月18日 11時) (レス) id: dcfd5de193 (このIDを非表示/違反報告)
ワイワイタヤコン - 好きすぎて、読み返してる。 (2020年1月16日 1時) (レス) id: c66835a7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花ノ絵 | 作成日時:2019年11月28日 23時