[HQ]新入生は変な奴

挨拶 ページ39

「おーい!!」

日向「へ、あ、青城の...。」

「いやぁもう足ヘロヘロ......えーと名前なんだっけ。」

日向「日向翔陽...。」

「...俺、大宮鷲丸ね。」

うーん撃沈してる。

そりゃそーだ。あんな接戦だったんだ。

「ごめん急に。さっきまで戦ってた奴と話すのってなんか、あれなんだろ?」

わかんねーけど。

そういう感情を持ち合わせてねーんだ。

だから気にせず声かけた。

絶対今頃金田一辺りが俺のこと探してっかも。

はやく切り上げなきゃ。

「日向ってすげーんだな。お前のおかげでちょっと楽しさわかったよ。」

日向「?バレーボール、嫌いだったのか?」

「好きでもなかったし、キョーミなかったよ。でもお前怖いしはえーし...。」

なんて言えばいいんだ。

えーと。

俺が言うと茶化してる様に聞こえるらしーんだよな。

「今言うのもアレだけどさ、チョー楽しかった。また試合したいって思った。」

日向「俺も、」

「うん。」

日向「俺もまた試合したい。次までにはもっと強くなる!次は勝つ!!」

「...わは、凄いね。」

日向「え?」

「何でもない!じゃーね翔陽!!」

日向「あ、うん...またな!!」

面白い奴だ!!

思った通りだ!!

あんなのが同年代!!

「楽しいな、バレーボール。」

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