[HQ]新入生は変な奴

♪コートの上には、魔物が住むの(あの曲のリズムで) ページ34

(観客)あれ、交代?

(観客)なんかもの凄い慣れてない風だけど...

(観客)しかも交代相手三年じゃん。勝ち確だから一年も出しとこう的な?

(観客)あ〜...

ものすごく視線がいてぇ。

もー貴方達の意見大正解で俺初心者ですぅ〜!!!

松川「頑張れよ。」

「まっつん先輩〜〜!!!」

松川「あとお前聞いてなかったと思うから言うけど。」

「うひぃ。」

松川「"来い"と"くれ"な。」

「はぁい。」

結局見分けはついたっぽい。

嘘でしょその状態で俺出すの?

絶対皆頭おかしい。

あとまっつん先輩に聞いてなかったのバレてた。

なんか母さんみてぇだわ。

及川「来たね。」

「戻っていい?」

及川「ダメだよ!?緊張してるっぽいけど最初はそんなものだから、焦らないでね。」

「うーっす。」

んー。

流石セッターというべきか、キャプテンというべきか。

今調度欲しい言葉が来るなぁ。

すげぇや。

「こんにちは。」

月島「......どーも。」

月島(普通こんなラフに試合中に挨拶する?)

(絶対奇妙に思われてるな。)

いいけど別に。

とりあえずネット越しに目の前にいた人に挨拶したけど。

でっかいね、身長。

でも筋肉量的に俺と五分五分っぽい?

でも絶対俺より慣れてるよね。おー怖。

及川「大丈夫大丈夫。これから慣れてけばオッケーだよ。」

「......なんか...今日の及川さんいつも以上にキモい...。」

及川「えっ。」

月島「ぐっ、(笑いを堪える)」

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