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Ep.25 ページ25

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「 よし...キッチンは完了っと。」



振替休日と言うけれど、朝から何かと考えてしまう。
これではいけないと掃除に専念するもこれが大当たり。夢中で取り掛かる一人大掃除は有意義なものだ。


リビングのソファーを見れば、相変わらず気持ち良さそうに眠る銀時さん。この人はまったく...平日の真昼間からとんだプー太郎。私が仕事でいない時もこんなものなのかと呆れつつ、その人を起こしに向かおうとすると




「 はーい? 」




焦り気味でインターホンを連打する来客。
モニターには見知らぬ男性が映っていた。



「 万事屋出版の者ですが、其方に坂田銀時さんはいらっしゃいますか? 」



そう告げるのは、眼鏡が特徴的な恐らく私よりも年下の男性。
どうして有名出版社の人間が銀時さんを訪ねるのか。そんな疑問を抱きつつ、その酷く慌てた様子につられるように玄関のロックを解除すれば、乗り込むかの如く勢いで男性はリビングへと走ってくる。



「 すみません銀さんは....ってまだ寝てるんですか!先生!今日の打ち合わせには絶対遅れないようにとあれほど...! 」

「 ッせーな....何時だと思ってんだコノヤロー。あと3度寝はできんだろ。こんなんだからお前の眼鏡も八なんだろーが 」

「 僕の眼鏡は関係ないでしょう?!」




....すごい。
何やら言い合いながらも体格差のある銀時さんを引っ張り出す眼鏡の男性。

状況は読めないけど、知り合いだろう2人をぽかんと玄関まで見送れば、外に停められていた車に押し込められる銀時さん。



「 それじゃあ銀さん....じゃなくて先生、お借りしますね!」



そうとだけ私に短く告げ、銀時さんを乗せた車はどこかへと走って行ってしまった。



「 先生...? 」


ほんの数分の出来事でなにがなにやら。
節々の疑問を巡らせながらもリビングへと戻れば、男性が持っていた封筒らしきものがソファーに横たわる。
もしやと忘れ物なのではと封筒を手に取った時、再び玄関のロックが解除される音が響き、それを手に急いで玄関へと向かった。




「 ソファーの上に置いてあったのですが、もしかして忘れ物...」




見上げた先には銀時さんでも、眼鏡の男性でもない。
そこには、驚いたように目を開く神威さんの姿があった。





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S(プロフ) - めちゃんこ好きです!更新待ってます! (8月11日 14時) (レス) @page37 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
春風 - 更新ありがとうございます!とっても嬉しいです!これからも楽しみにしています! (2022年11月30日 15時) (レス) id: 1ece860df7 (このIDを非表示/違反報告)
ツバサ(プロフ) - 更新待ってました…!すごい嬉しいです!銀さん作家だったんだと驚きでいっぱいです!あと文章の書き方がとてつもなく好きです、ありがとうございます! (2022年11月28日 8時) (レス) id: 1052176700 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ - このお話大好きです…!更新待ってます! (2022年4月4日 18時) (レス) @page31 id: fc9ca49c49 (このIDを非表示/違反報告)
- 何回見ても、ストーリー面白いし好きです!更新されること願ってます!!!! (2022年1月6日 23時) (レス) @page31 id: b23a2b20e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:□白澤□ | 作成日時:2020年12月1日 12時

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