〔 銀魂 〕シェアハウス、はじめます

Ep.22 ページ22

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｢ ちょっと銀時さん！こんな所で寝ないでください！ ｣
｢ うるせーな母ちゃん..今日は日曜だっつったろ.. ｣
｢ 今日は火曜です...って誰が母ちゃんだ！｣



やっと梅雨が明け、季節は着々と夏へと向かっていた。

みんなが朝食を囲むテーブルで二度寝をかまそうとする銀時さんを揺するが、一向に起きる気配が無い。忙しい朝だと言うのにこの天パは...

しかし、忙しいのはこの人だけが原因では無い。



｢ 神威さん遅いですね.. ｣


以前から夜はあまり見かけなかったものの、朝は必ず顔を合わせていた。それどころか、私よりも早く起きて朝食を作ってくれていた神威さん。

しかし最近は朝夜構わず姿を見せない。
寝坊かなとも感じていたが、こうも連続すると心配してしまう。



｢ それぞれの生活リズムがあるんだ、ほっとけほっとけ｣



やっと上半身を起こす銀時さんの欠伸混じりの言葉。
確かに、人一倍パーソナルスペースを大事にする人。またお節介だと拒否されるかもしれない。

天井を見上げても返答があるはずもなく。



｢ でも...もし倒れてたりしたら... ｣

｢ 私、様子見てきます ｣





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職業病とも言うのだろうか。
良く言えば、面倒見が良い。悪く言えば、有り難迷惑。


数回ノックをし、呼び掛けても案の定返事は無く。

寝ている時の事を考え、ゆっくり静かにドアを開けた。




｢ 神威さ___ ..あれ...いない...？ ｣




静まり返る空っぽな部屋。
しかし、驚いたのはそれだけではない。


真っ白な壁紙に溶け込むような白いベッドが中央に一つだけ。
殺風景なんてものではない。
本当にこの空間に人が住んでいるのかと疑う程生活感が感じられなかった。




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