十七話 ページ19
少しすると、荷車を引いた男の子二人が近づいてきた。
玄「駄目だろ!勝手に走っていったら!」
実「まぁまぁ、そう怒るな玄弥。寿美だって手伝ってくれたんだからな」
玄「兄ちゃんは甘やかし過ぎだ!」
これ、私はどうすればいいんだ……?女の子…寿美?ちゃんは、未だに服掴んで離さないし…どうしよう
実「というか寿美、その人は誰なんだ?」
寿「このお姉ちゃんね、私がぶつかっちゃって、転びそうになったのを助けてくれたの!」
玄「あっ、ごめんなさい、妹が迷惑を…」
そう言って黒髪君…玄弥君が、頭を下げようとしてくるので慌てて、
『いやいや、私の方こそ、よく前を見てなかったので…こちらこそごめんな』
実「兎に角、妹がお世話になりました」
『こちらこそ、話せて楽しかったよ寿美ちゃん。私はすることがあるからもう行くけど、三人とも、夜になる前には必ず家に帰るんだぞ?』
三人「「「はい!」」」
そうして三人と別れた私だが…
『しまった……やる事があると言ったはいいが、夜までやる事なんて無いぞ……というか、さっきの人達、あの実弥って子は多分私と同い年か歳上だと思うんだが…』
明らかに私より背高かったもんな……いいなぁ…身長欲しい…
『なぁ柊、この辺、鬼の気配ってしないんだが…』
柊「情報二間違イハ無イ!夜マデ待テ!」
『でも、本当に鬼の気配しないんだよ。気持ち悪いくらいしないんだ。……だから、とても心配なんだ。なんて言うんだ?嵐の前の静けさというか…とんでもない事が起きるんじゃないかって……』
柊「鬼ガ出ル時二良イ事ナンテ一ツモ無イ!」
『まぁ、そうだよな』
結局、夜まで街の見廻りをしながら時間を潰した。
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小石(プロフ) - 深月あかざさん» コメントありがとうございます!いや、自分でも中の人ネタは出していいものか悩んだのですが、個人的に聞いていて凄く気になっていたのでw (2020年1月3日 18時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
深月あかざ(プロフ) - 杉田さんのことを出してくるとは...ww流石ですね!!w (2020年1月3日 18時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - 皆さんあけましておめでとうございます!これからも亀更新でやっていきますが、暖かく見守っていてください!今年もよろしくお願いします! (2020年1月1日 0時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - みょんみょんさん» そうですそうです!分かる人がいたwあの話凄い面白くて好きなんですよねー! (2019年11月30日 14時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
みょんみょん - 二十七話のとこって、スタイリッシュチャーハンですよね? (2019年11月30日 11時) (レス) id: a2c93f41d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小石 | 作成日時:2019年9月21日 19時